ついに妄想などでなく、南房総ライフに踏み出してしまった。
Webで見た格安土地物件<山間部の田舎暮らし向き別荘地>は、築30年以上の掘建て小屋付き。トタン屋根は部分的にサビでボロボロ、一部の窓はそれを保持する木材が長年の雨と紫外線でボロボロスカスカ。
しかし、室内に入ると雨漏りの形跡なし、柱や梁はしっかりしていた。床の中央に炉が切られて、以前は炭で暖をとるか煮炊きをしていたのかも。
西側には南総里美八犬伝の始まりの舞台である「富山」が、南には「伏姫籠穴」などがあり、乳牛を飼育する牧場も多い土地柄。清冽な湧水もある。山を少し下れば「岩井海岸」で、浦賀水道の向こうに三浦岬が見える。
じつにアウトドアライフ好きな自分には好適地だが、まずは掘立て小屋をどこまで修繕するか考えた。お金の余裕はないから、友人を巻き込んで手を貸してもらい、自由に利用していただく作戦。同好の士、ありがたや。
2日でトタン屋根は補修とりあえず終了。古いトタンの上に防水ルーフィング(下葺き材)を下から重ねて貼り付け、上からガルバリウム鋼板(昔のトタン板より耐久性向上)を貼ること16枚。切妻の大棟を棟板金で覆えばできあがり! いや、書くは易く行なうは難し。慎重さと周到さを求められました。作業してくれた友人に感謝!
夜は近くの「HEGURI HUB」というサイクリング施設を利用した。ツーリストがそれぞれテントを張ってから焚き火。里山の間伐材がよく燃える。
そう、じつは我が土地にも大きめな杉が二本あり、これを切らねばならぬ。切って乾燥させて薪とせねば。アウトドア遊び、やることが次々にあるので面白い。