国立科学博物館で開催の『大絶滅展』に出かけた。
正月4日の日曜、凄い人出で整理券を貰う。そのおかげで、時間潰しに常設展を見ることができて、実に有意義だった。
『特別展示・大絶滅展(生命史のビッグファイブ)』は、主催が国立科学博物館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞。とにかく子連れが多い。大人2,300円の入場料だが、それで常設展も見られるので、得られる好奇心は十二分に満たされた。
特別展の仕掛けで特筆すべきは、特設会場中央に据えられた “大絶滅スフィア”(のっぺらぼう球体)で、地球誕生から40億年の生命絶滅物語を陸地変容・年代表示のリンクで5つに区分してビジュアル変化。

意図はわかるが、イマイチせわしないかも。


ビッグファイブ1:海の環境の多様化。(約4億4400万年前)
展示では、海に生物が生まれてプランクトンを捕食する巨大な節足動物も誕生し、最初の絶滅を見せている。

ビッグファイブ2:陸上生態系の発展。(約3億8000年万年前〜約3億6000年前)
火山活動に起因した寒冷化による数回の絶滅があって、海では三葉虫が絶滅し、陸には森を中心とした生態系が始まった。化石に残された古世代生物の姿やその模型が、ポケモンのキャラクターと似ていて面白い。
ビッグファイブ3:史上最大の絶滅。(約2億5000年万年前)
大規模火山活動によって海と陸で生物が絶滅するも、わずかに次世代に繋がる種が生き残った。

ビッグファイブ4:恐竜の時代への大変革。(約2億100年万年前)
爬虫類の世界を大きく変えて、恐竜が主役になった!レプリカだが恐竜の全身骨格2体が展示されている。
ビッグファイブ5:中世代の終焉。(約6600年万年前)
小惑星の衝突に起因する環境変化で恐竜などの中世代生物が絶滅した後に、哺乳類が変化する。これもレプリカだがトリケラトプスとティラノサウルスの頭部骨格に、見学の子供たちは興奮していた。微笑ましい。

そして追加のビッグファイブ6としてその後の世界というまとめ。
しかし、coppiは特別展よりも国立科学博物館の建造物に癒された。
クジラのどでかいモニュメントの背に建つ煉瓦作り風の科学博物館・日本館は、それ自体が関東大震災後の1931年につくられた国指定重要文化財。中央ホールは吹き抜けの回廊、ステンドグラスから降り注ぐ光、天井から吊り下げられた鋳鉄とガラスの温かい照明、法輪モチーフの鋳物グリルが壁や階段に施され、大理石の手摺りの冷たい触感。


階段を歩いていたら窓外に、見慣れたどでかいクジラを見下ろすことができました。

地球温暖化とか、外来生物とか、怖さを伴う言葉・ニュースが飛び交う今日このごろ。でもまぁ、国立科学博物館で悠久の移ろいに目をやっていたらリラックスできました。