柄がスコップより長い三角ホー
放っておかれた土は驚くほど固かった。スコップで掘り返せないほどで驚いた。そこで、コメリで探し出したのが鍬のコーナーにある「三角ホー」でした。<立って刈れる三角ホー 銅付き>と長い柄の部分に説明が貼ってあり、これなら腰に負担がない!と一目惚れ。
本来は草刈り道具ですが、三角ホーは自然体で振り下ろせば先端が固い土壌に食い込んでくれる。スコップで体重をかけて掘り返すよりもずっと力をセーブできました。
実は三角ホーの鍬部分が、柄から外れるアクシデントが発生。上下2本のビスで固定されていたがそのビスが緩んだ。土に突き刺さった三角ホーの先端を支点にして掘り返すアクションを繰り返すときに三角ホーと柄の接合ビス部分に相当な応力が発生し、その歪みで下側ビスが脱落したのでした。使い始めて1時間ほどのアクシデント。
一度は新品に交換してもらいましたが、二度目の三角ホーも同様にビスが緩んだために、使い方が製品の設計強度を越えているのだと考え、改善策として少し太めのビスと木工ボンドを購入してしっかり固定しました。大正解!
草抜きした1日目
1日目は、ボーボーの草をまずは手で抜いての除草。完全には抜かないで、鎌で刈り取る。すると土が露出。草をまず抜くのは、土に太陽光が届くようにするため。植物は土から養分をとり、光合成で育つ。だから太陽光が必要です。
ランドナー繋がりの友人K氏から「本来は消石灰か苦土石灰で土壌の中和、堆肥を混ぜて土壌作りをするべき」だとのアドバイスをもらいましたが、気が急いてそれは後回しに。
2日目は、固い土を掘り返し、土壌つくりと畝つくりです。スコップで天地返しをすればいいという甘い考えは、固い土に跳ね返された。恐るべし、鉄仮面のような土壌! そこで前述の「三角ホー」をコメリで入手。わずか3,000円ほどの道具は南総里見八犬伝に例えれば“村雨丸”ほどの霊験あらたかなアイテム! 固い土に鋭いインパクトを与えて掘り起こすことができた。当日はそう思った。
3日目は、まずは土の中から根や石をざっくり取り去り耕した。そこに畝をつくり、苗を植え、種を撒く。腐葉土と魚粉入り有機配合肥料を土に混ぜた。落下していた梅の実もついでに混ぜ込んでみた。
配合肥料の比率はN8・P8・K8
若い頃の疲労はすぐ現れますが、1日置いて酷い筋肉痛、股関節の痛みに陥った。東京に戻ってから犬の散歩でフンの始末をするのにしゃがめないほどカラダが痛い。でも、痛いのは生きている証!
さあ、数日後に畑を再訪するのが楽しみ。梅雨で降る雨が発芽を助けてくれるかなぁ。