子供は機材を買えません。親が買い与えるわけです。
孫にぼくはヨツバサイクルのMTBをプレゼントした。4歳になったので、補助輪なしで走れるように練習させたのが上写真。
「軽い!」が選択理由。アルミフレームで、パーツ類はリーズナブル。左右ペダルのQファクターもいい感じ。
これまでジュニアアスリート育成に関わることでたくさんの機材事例を見た。
そこで得たのは。「カラダに合ったサイズ&軽いに越したことがない」です。ポジションは基本的に大人と同じです。
子供はラフに自転車を扱うこともあり、ヒルクライムの飛び道具みたいな軽さは無用。
また、不相応なハイグレード軽量パーツもどうかと思います。
ヨツバサイクル14インチMTBは完成車価格3万円代でした。ロードバイクなら5万円代くらいが相場でしょうか。
いちばん大事なのは、スポーツバイクとして無駄な装備は不要なこと。前カゴがその筆頭です。前カゴにかさばる荷物が入ったら視界不良。それだけでなくハンドリングが悪くなり危険です。
手間とお金をかけるべきは、取り扱いのしやすさの追求。このクランクは130mmでフランス製。入手が難しいので165mm国産クランクにペダル穴を懇意の鉄工場でスペシャル工作してもらった例が右側です。
ハンドルまわりのセッティングも大事ですね。ブレーキレバーも子供に小さな手で届きやすいようにストローク調整してあげる。こういった手間暇かけたチューニングは、親が自分のために愛情を注いでくれた証として子供の心に残るのではないでしょうか。
高級ブランドを与える。周りの親や子供が戸惑うような高価なパーツを与える。このふたつは教育的視点でぼくは嫌いです。