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解脱していたはず(偉そう)の、お尻の痛さ、忘却の彼方から現れた。

ここ数年、サイクリングのウエアやシューズでまともにロードバイクに乗っていない。必要に駆られて1泊2日ほどのツアー同行では乗るが、普段はフラットハンドル。それも房総半島に来ている間は前カゴ付き外装7段の自転車だ。

それでも、日課としてペダリング練習はする。日の出から2時間ほど、富津岬の周回路でルーティンワークだ。長い直線路では、TTポジションをとる。尻を前気味にして、手は前カゴのサイドを握る。

 

“弘法筆を選ばず”と前カゴ付き外装7段自転車でいい気になっていたと反省を少ししている。 なぜならこの自転車では2週間ほどして「坐骨がムズイ」といった自覚がじんわり現れ、坐骨周辺が炎症を起こしているイメージ、いわゆる「お尻が痛い」って感覚!!

腫れ物に触る、という感じで骨盤のフチをそっと撫でると、そこらがムズ痛い。ああ、今日もちゃんと練習したなぁ〜と、痛さと達成感が溶け合う。その程度の反省。

ロードバイクのサドルは普段、ブルックスの革サドルか、フィジーク・アリオネです。ちゃんと走るときはパッド付きパンツも履く。無理ないケイデンスとフォームで走る。でも朝のルーティンは、あえて重タルイ自転車でTTポジションを取り、かつ高いギヤを踏み込む。負荷をかけるのが目的ですから。お尻がムズ痛くなるのは当然。こういった痛さは生きている実感・喜び。だから甘んじるしかない。

周回コースでは、ある道路標識から次の標識までの区間、高いギヤをグッと踏み倒して視界は流れる路面だけのようなインターバルを入れる。と、その区間では尻が左右に振れてサドルと会陰部が擦れる。これがムズ痛の原因なのだろう。

 

周回路では、動くシケインが出没する。ネコ、タヌキ、ヘビだ。ネコは餌付けする人がいて70匹ほどが防風林のなかに生息しているそうで、人やクルマに免疫があるので近づいても避けてくれない。今朝はタヌキが轢かれていた。

周回路からの帰り道は、運河沿いの緑道でクーリングダウンだ。

 

ここでも芝生にカメがいたり、小橋の辺りではカニがいる。蝉の亡骸もよく見かける。

朝のルーティンワーク、灼熱太陽が昇るまでの愉しみ。

Post Author: coppi