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海に通じる水路でとりあえず、新艇を浮かばせました。カヌーでの処女航海。

人生2艇めカヌー購入は、“GT”(Giant Trevally)」という大人2人、子供1人で乗れる全長3.7m、重量33kgの樹脂製カヤックです。実は、カヌーには苦い経験がある。もう30年以上昔に“アクアミューズ”というセーリングできる機能に惹かれて購入したカナディアンカヌーをあまり使わず廃棄。当時、セーリングクルーザーへの足船として購入したものの、ゴムボートの方が便利でほとんど使わなかった。無駄な出費だった。

今回のGTは、孫と娘と3人での遊びに的を絞った。重量33kgは少し重過ぎたけれど許容範囲。簡易船台にラッシングして、水路にエントリーできる地点まで10分とかからない。

水路にカヌーを押して行くのに3回も休憩を入れるほど重かった。だが、次回からもっと楽に運べるための改善案もいくつか浮かんだ。なるべく艤装品は船体にくくりつけ、船台もダブルにすればいい。

家(バックス事務所安房)から10分で水辺にエントリーできる幸せは大きい。

実際にやってみたら問題点もあった。潮の満ち引きによりパドリングしても艇が思うほど進まず、5月末の水温だがクラゲが多い。とはいえ水は透明度がありよく見えた。1500円で購入したアクアシューズも大活躍。クラゲも貝殻も気兼ねなく踏んづけて、ビーチング作業ができた。ビルジ汲み出しの手桶は100円ショップで200円だがこいつが三列目に座ったときにパドル代わりに重宝した。使い倒せる道具、素晴らしい!

カヌーGTは、船本体が8万8000円、ほかに3人分のフローティングベスト、船台など最低必需艤装品込みで10万円ほどに収まった。安いと思います。孫と水路で、または南房総の波静かな入江で、5回以上も遊び思い出が紡げればリーズナブルな買い物だったと思えるでしょう。道具は値段じゃない。

あと何年、こんな遊びをできる体力があるのか。

生きているうちに、できるだけ一緒に遊びたい。

 

Post Author: coppi