自転車が2輪なのはなぜ? 3輪車や4輪車もありますが、1817年にドライジーネ誕生から2輪が採用されて21世紀に至ります。 自転車の魅力は、人間がパワー源でありコントロールをつかさどるからですね! それにしてもなぜ2輪であったか、科学的テストや研究論文があるのでしょうか? ご存知の人は教えてください。
マックス・グラスキン著『cycling science』(河出書房新社2013年初版)には、コーナリングに焦点をあてて考えれば<ハンドルを切った方向にそのまま曲がる>のが3輪や4輪よりも2輪が優れていることだと示唆しています。
1973年にウィルソンが『サイエンス』No.5で「輸送エネルギー消費」を著して、人間が自転車に乗れば、鮭や馬やネズミなど他の生物や自動車や飛行機よりも<抜群に効率がいい>ことを発表していました。自転車に乗れば歩くより2.5倍効率がいい。
細かくみれば、力学的な側面だけでなく、人間的側面(今日は調子が悪いかなぁ、とか)、社会環境的側面(事故とか)も検討課題です。ヒトにより感覚・反応・作業能力などの特性・閾値が異なります。でもまぁ、自転車そのものの基本として、自転車はなぜ2輪で200年もの歴史を歩み、そして進化するのでしょうか?
ひとつはっきり言いたいことがあります。
自転車の魅力はどこまでも、人間がパワー源でありコントロールをつかさどることです!