英国連邦の加盟国を中心に行われている自転車競技「サイクルスピードウェイ」は日本でも行われています。ご存知でしたか、CYCLE SPEED WAY(以下、CSW)。
CSWのルーツは1945年の世界大戦後の残骸のなかで小さなトラックが手作りされたこと。それは芝生の上に石灰でラインを描いただけの簡素さだった。自転車はフラットハンドルの日常的なもの。
やがてロンドンの外ではバーミンガムや地方都市で地区リーグが開催され、並行してルールが確立。BRITISH CYCLINGのホームページに詳細が掲載されている。
簡単に説明すると、基本はチーム対抗戦でトーナメントを戦う。1周90m程度のオーバルグランドをチーム対抗戦は1チーム2人ずつ合計4人のライダーが同時スタート。4周で勝敗がつく。爆発的なスプリント力と、トーナメントを勝ち上がるためのスタミナが必要だ。個人戦もある。自転車はノーブレーキのシングルギヤ。
日本では2012年に駒沢公園の噴水広場で初開催。そして2019年から、東京・たちかわ創造舎の校庭や多摩川の河川敷で、サイクルスピードウェイの新たな歴史が刻まれている。残念ながら新型コロナウイルスのためにボディコンタクトを伴うCSWは現在開催自粛中。
BRITISH CYCLINGのwebサイト6月26日の記事にサイクルスピードウェイのチーム紹介があった。 “Astley and Tyldesley Cycling Club”は1989年に誕生したサイクルスピードウェイ中心のチームで、イングランド北部のウィガンに本拠があり、メンバーが独自のトラックを作って活動。91年シーズンから本格的に動きだすとメンバーを増やして97年には北部地域を代表するサイクルスピードウェイセンターに成長。
そのクラブ書記のマイク・ハック氏によれば、「イギリスの多くのサイクリングクラブと同様に、社会的距離、ロックダウン、コロナウイルスの危機は、2020年のクラブの計画に影響を与えています」
「ライダーは個別にトレーニング。一部のライダーは自宅に独自の屋内トレーニング器具、スピニングバイク、ローラーなどを持っています。ロックダウンの制限を遵守し、できることを行い、活動や競技を再開するのが安全になるまで待っています」と語る。
たちかわ創造舎で行われる「たちかわCYCLING GAMES CSW」の再開は2020年末になる模様です。ご期待ください。
たちかわ創造舎