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東京では連日200人オーバーの新型コロナウイルス感染者発生がニュースネタ。しかし、8月2日(日曜)には西武園競輪場で「第72回関東自転車競技大会」を開催。

屋外でのスポーツイベントは今のところ、感染症対策ガイドラインに従って行う前提で可能だ。この選手権は近郊から他県選手が東京に集まったが、山梨県だけは自粛で不参加だった。この日、トラック競技会場では感染症対策が実施された。

まずは入り口ゲートでの「検温」。規定体温より低いことが求められ非接触式体温計でチェックする。非接触式体温計の一部には精度にばらつきがあり、低めに検出することがある。そのときは、口頭で「過去2週間ほどの体調の乱れがない?」などの質問をする。入り口ゲートを関所として厳格に陽性の疑いがある人を排除することは安全・安心な大会運営に一番需要だ。

「消毒」は、不特定多数が触れるドアノブなどを定期的にアルコール消毒するのだが、自転車競技場ではスタンドから車検に選手が移動する階段の手すりが不特定多数の触れるポイントだ。トイレの手洗いボールの水貯めボタンも同様。バンク内側で通常は、選手がスタートするときにサポートスタッフが後ろでホルダーを務めるがそれはホルダーと選手の密接になるので出走マシンをコロナ対策として起用。その出走マシンの操作ボタンなども適時だが消毒の対象だ。

「三密」は厚生労働省が掲げる密閉・密集・密接を避けるためのキャッチフレーズ。参加者への注意喚起を会場をパトロールして行う。マスク着用は必須。ただしレース中、ウォームアップとクールダウンではマスクを外すことが許容される。食事中もそうだ。それ以外ではマスク着用がお約束。

「飛沫感染防止」で大事なのは大声・声援の禁止。これを守れない一部の人たちはやっかいだ。「ソレ行けー!」「千切れるな行け行け!」「◯◯くん頑張って〜!」 声援は応援文化でみなさんつい声が出てしまう。屋外でソーシャルディスタンスが十分であれば実質的に問題ないかもしれないが、ガイドラインに乗っ取れば大声禁止である。

この先、自転車競技はどうなってゆくのだろうか…。サイクルスポーツの明るい未来を信じたい。

Post Author: coppi