今日、「高輪ゲートウェイ駅」が2020年3月14日に開業しました。その辺りは日本で初めて鉄道が通った場所。1872年(明治5年)に新橋〜横浜に開通したとなっていますが、日本に入って間もない自転車が盛んに走った地域でもあります。
上の錦絵は1882年(明治15年)の浅草から西に富士山を臨む絵で、鉄道や馬車が三輪自転車とともに描かれています。
こちらのイラストは1869年(明治2年)、ジャパンパンチに描かれた三輪自転車。腕の伸縮を駆動に結びつけるハンドバイクです。
日本に自転車を持ち込んだのは横浜(または神戸)の外国人居住地に住む人で、江戸前の海に沿って東海道を走ったのでしょうか。
新橋と虎ノ門を結ぶ新虎通りは、東京オリンピック・パラリンピックの時には選手村とスタジアムを結ぶ道路となります。その新虎通りで3月21日(日曜)に『港サイクルフェスティバル』を開催! 新虎COREビルでのサイクルイベント&トークショーでは、第1部でパラサイクリストが登場し、第2部ではサイクルレース写真家の砂田弓弦氏が登場。自転車レース関連の写真パネル展示の他、パラレースで使用するようなタンデムサイクルや三輪自転車も展示されます。
自転車といえば二輪をイメージする人が多いでしょうが、18世紀末から発達した形態には三輪や四輪もたくさんあった。自転車は人間がパワー源になり、操縦できるところに魅力がある。その魅力をパラ機材でぜひ再認識して欲しいのです。脚がなくても三輪なら腕を使ってパワーを生み出しエネルギーを爆発させられる。リアルにスポーツする喜び!
3月21日、三輪自転車を見に新虎通りへ出かけてみませんか。