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 “日本最大のスポーツ自転車フェスティバル”を標榜する「サイクルモード2022」は4月2日(土曜)〜3日(日曜)、東京ビッグサイトで開催されました。来場者は事務局発表で土曜が1万1054人、雨の日曜が9095人。

最新モデルに試乗できることがウリのイベントで、自転車本体だけでなくウエアやバッグなどのアクセサリー類、ケミカル類、機能性食品類、観光PR関連も来場者に売り込みにきていましたが、トレック、ブリヂストン、キャノンデールといった有力ブランドの出展はありませんでした。

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例年の提案的ブースである「ヴィンテージBIKEマーケット」に加えて、「ハンドメイトバイシクルコレクション」コーナー、「自転車×旅フェア」の切り口、そして「サイクルファンディングコーナー」(自転車関連の企画・開発に向けた資金援助アピール)で自転車界の潮流を示す姿勢がみえました。すっかり影を潜めたのがレース色です。あまりに大きく舵を取りすぎでスポーツ好きなcoppiにはイビツに思えたものです。

試乗コースは南と西の2つのホールを結ぶようにホール内から屋外へ伸び、平坦ですが直線もコーナーもたくさんあり、インプレッションを楽しむことはできたのだと思います。女性が走る姿も20〜30人に1人くらいありました。が、子どもは皆無といえるほどで、展示車にも試乗車にも子ども向けを見かけません。この割り切り方もどうかと感じました。「KIDSエリア」があってブラッキーさんのスクールは継続されていたので、子どもへの配慮はありましたがマーケット的には子ども排除、そう感じました。唯一の救いはBRUNOブースに親子向け幼児載せスタイル展示があって温かい雰囲気でした。

批判的なことばかり書いたようですが、サイクルモードは大事です。試乗前の安全面へのレクチャーがあり、貸し出しスタッフの対応も丁寧にみえました。

サイクルモードは、商品売買が目的の見本市ではなく、消費者の購買動機に火をつけるきっかけ目的の展示会。この割り切りもいいですね。消費者がたくさんの自転車に直に触れ・走って・感じることができる。素晴らしいことです。

 

Post Author: coppi