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毎年1月はマニアックな自転車乗りが科学技術館に集まる。気鋭ビルダーが腕によりをかけたカスタムバイクを展示する『ハンドメイドバイシクル2025』が開催されるからだ。TOEI(東叡社)、ドバッツ、ケルビム、アマンダ、ラバネロなどがショーモデルをずらり展示、フレーム素材、パーツ類のブースも興味深い。

そのハンドメイドバイシクル会場でcoppiが実行委員長を務める『Japan Bike Technique』(JBT)のプロモーションで、“理想の旅自転車で勝負!!”トークショーを実施。朝イチなのに会場は立ち見客が詰めかけるほど満員御礼、ありがたい。

前半は2022年前回JBTで闘った車両解説、後半はビルダーによるパネルディスカッションで、登壇ゲストは豪華、テンションシルクの荒井正氏、グランボアの土屋郁夫氏、ケルビムの今野真一氏、ナガラ自作自転車秘密研究所の服部伸一氏。3人のプロと1人のアマチュアビルダーが、自らのブランドの立ち位置、客の求める意図を探っていかに満足度高いカスタム自転車を供給するかを語ってくれた。

聴衆に質問してみた。「自転車のオーダーメイド経験はありますか?」と。30%ほどは未経験者。なるほどね、20世紀のマニアなら99%はオーダー経験者だろうが、21世紀の今は市販レベルのマスプロ自転車でも軽量でよく走るからね。

しかし、しかしである、顧客満足度の高さは断然カスタム自転車が高い。絶対高い。聴衆は理解してくれただろうか。6月に長野・高山村で開催するJBTに、このブログ読者もぜひ見に来てください。日程は近日中にホームページに掲載。「ジャパンバイクテクニーク2025」で検索ヨロシク!!

ところで、ハンドメイドバイシクル2025で注目したモノを2つ紹介。

ポケットが豊富で良い位置関係にデザインされていた、山音製輪所「フロントバッグ」。サイズSで2万4200円。

ピッカピカにポリッシュ加工されたブレーキレバー、ダブルレバー、ディレーラー。これはグランボアの製品。美しい!!

ハンドメイドバイシクル2025の穴場は、駐輪場なんです。来場者の愛車は、英国製の三輪車、ビンテージのマウンテンバイク、センスのいい改造マスプロ車などがゴロゴロ!! 解説はしません、ご覧ください。

1月26日(日曜)最終日、ポルトガル映画『The Soul of a Cyclist サイクリストの魂』が午前と午後に上映。もちろん入場は無料。ハンドメイドバイシクル展は来年も1月に開催デス、覚えておこうね!!

Post Author: coppi