市民協働企画「しずおか自転車物語3」
編集・企画:村井 裕
発行:静岡市役所 都市局 交通政策課
定価:無料
江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜(よしのぶ)が幕府崩壊後に移住したのが静岡・静岡市。自転車に乗り、写真撮影に興じていたそうだ。
2018年から自転車の町として取り組んでいる市は、熱心に自転車関連の郷土史情報を「しずおか自転車物語」で発信している。
最新の3号は、オリンピックに紐づけて、オリンピック・ヘルシンキ大会(1952年)の自転車競技に日本人として初参加した静岡の青年、加藤忠選手(17歳)が表紙を飾る。自費参加、フレームこそ日本製だが他のパーツはほとんど現地調達。というのはまだ日本にはまともなスポーツサイクル用の部品は皆無に等しかったからだ。
お茶の名産地ならではの“才取り”(新茶の販売権を賭けての市街地レース)や、徳川慶喜が所有していた自転車探しの連載と、興味深い読み物が無料で読める。
東京だと、目黒の自転車文化センターで配布している。