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11月1日の記事続報です、テーマ、「自転車ルールの厳罰化」で、NPO自転車活用推進研究会の小林成基さんがTV出演。東京ローカルで放送されたTOKYO MX「堀潤激論サミット・自転車ルールの厳罰化」をTVerで視聴して導き出されたのは、“スマホ見ながら運転ダメ”でした。うまい落とし所!!

前々回のじてんしゃ自由主義!記事タイトルも「乗車中のスマホはダメ!」としましたが、番組も同じ。coppiひとつが書き落としていた情報は、<取り締まり青キップは3年後を目処に実施する。その方法を検討している最中だ>と自活研の小林氏が語っていたこと。

画像©︎ TOKYO MX「堀潤激論サミット」

堀潤キャスターが、「報道に関わる者として自転車問題は20年前から追いかけているテーマですが社会的対策は一向に進まない」と言えば、自活研の小林氏が、「1970年に行政や警察は道路をクルマ優先に定めて、自転車は歩道に、路面電車は廃止、電車は地下に追いやり…」と歴史的背景を示し、さらに「自転車は自動車運転免許を持たない人はその利用ルールをわかってない」と持論を開陳。

「1993年に電動自転車が登場し、自転車の使い勝手は向上。高齢化で自転車は健康のためにも必要」と小林氏がたたみかけると激論サミットのパネラーたちも強く賛同。

画像©︎ TOKYO MX「堀潤激論サミット」

また、「自転車事故を減らすために運転免許制度を検討するとの声もあるが、それは違う。クルマは運転免許制度があるが交通事故は起きている」「免許制度だけで交通事故は減らない」「交通社会での自転車利用ルールを教えることが大事」「教えられて身につくのは就学前の子どもがいちばん効果的だ」と小林氏。パネラー諸氏も、免許制度よりも交通ルールの啓蒙に賛同。

自転車ルールの厳罰化のなかで、どこに比重を置いて取り締まるべきか、取り締まられることになるのか、気になるところだが、番組ではスマホながら運転に焦点を絞り、愛知工科大学の検証実験を紹介した。

小塚一宏名誉教授が語ったスマホ実験の内容は、「被験者の視点は、通常運転とながら運転では歩行者やクルマに移動する時間が違っていた。ヒトは興味・関心の強いところに認識がゆく。人間の脳は同時に2つの情報を処理できない。スマホに関心があると歩行者やクルマに視点が向く頻度は少なくなった」と説明。だから、走行中にスマホを見るのは危険行為。なるほど!!

画像©︎ TOKYO MX「堀潤激論サミット」

クルマの運転でも、自転車利用でも問題が起きやすいのも、小林氏の言葉を借りれば、「みんなナメている。甘えている。その意識を変えないと変わらない」だった。正論だ。

Post Author: coppi