「イオンモールがあれば他に何も要らないわ」
これは千葉・富津で子育て中のママさんから聞いた声。
“ひとも、まちも、きらきら”が、千葉・幕張副都心に本社を置くイオングループのコーポレットメッセージ。
どのイオンモールも広大な駐車スペースがあり、木更津のモールなどゴーカートのサーキット、映画館、ありとあらゆる専門店、レストランとイートインスペース、そして無料の幼児向け遊び場があり、余裕のスペースにくつろげるソファーで営業時間内なら何時間滞在していてもOK。<物販・飲食・サービス>の要素が充実。雨の日でもイオンモールにくれば子供と時間潰しができる。
房総半島の田舎暮らしだとクルマでの移動がマスト。僕の生活圏では“イオンモール富津”、“イオンモール木更津”、“イオンタウン木更津朝日”をよく利用する。ちなみに【イオンモール】は広域商圏の大規模商業施設、【イオンタウン】は地域住民対象の中規模商業施設。

3月31日にイオンタウン木更津朝日が営業開始から43年の幕を閉じる。

昨年までは木更津市役所が入居していた地域密着型のショッピングセンターで、1982年開業当時は名称がジャスコ・グリーンシティだった。今年、市役所は隣接敷地に新庁舎を移転。

エントランスの鉄骨に錆が浮いたイオンタウン木更津朝日。集客目的のためにさまざまな催しが企画された
イオンタウン木更津朝日を僕が割とよく利用したのは「シディーク」というハラル食材販売もするレストランが好きだから。インド・パキスタン・タイなどの料理を現地の味に近いテイストで提供する。下写真はたっぷり玉ねぎや青野菜がマトンと煮込まれた辛口カレーでMuton Do Piaza。カレーのみ税込1,100円。

食べていると額から汗が滲む辛さで、僕の基準ではスパイシーだがそれほど辛くない。ゴロリな羊肉はスプーンで押すと筋肉層でホロリと分離し小さくなる。カレーとマイルドな脂身の美味しさが渾然一体、実にいい。この味を楽しめなくなるのは嫌なのでイオンタウン閉鎖後について尋ねると、「近くに店舗を探している」との由。ひと安心。

閉店セールで100均ショップの棚が閑散。ゲームセンターのアンパンマン人形はサヨナラのポーズみたいで寂しそうに見えた。

2014年にイオンモール木更津は開業。三角屋根はなく、アミューズメント要素が充実で盛況

1993年開業のイオンモール富津は、三角屋根で吹き抜けがある明るい商業施設

さて、イオンモールといえばピンクの看板に三角屋根で吹き抜けの明るいホールがシンボル。そう思うのは日常的にイオンモール富津を愛用するから。特に2023年に富津市図書館がオープンするともう、生鮮食料品はほとんどイオンでポイントカードを利用するようになった。
イオンモール富津開業は1993年。木更津、君津、富津のエリアは新日鉄に関連した企業が多いので大規模商業施設が成立する。だがこの10年ほど利用して感じるのは、閑散としてきたなぁ、との印象。
具体的な数字では語れないが、高齢者利用が多くなった。時代変化といえばそれまでだが、目につくのが買取り専門店「おたからや」、「シルバー人材センター」、自然・健康食品「はっこうSHOP」など。これらは高齢ターゲット層をかなり意識した出店だと思う。

富津図書館は利用人口が多く、定期的に無料イベント開催。イオンモール富津の集客に貢献
イオンモールは余裕あるスペースで時間潰しでき、ついでにお買い物や食事ができる施設。イオンモール富津もイオンタウン木更津朝日のように閉鎖されないか、勝手ながら心配している。