最新のロードバイクを見てきた。場所は東京オリンピック開催予定地の静岡・富士スピードウェイ。雑誌CYCLE SPORTS「最速店長選手権」の審判として足自慢ショップ店長の機材を車検した。古い友人が古くて革新的なロードレーサー(カッコいい!!)で来てくれたので記念撮影。
最速店長選手権はファンライド主催のエンデューロイベント昼休みに組み込まれたレースでコース11周、途中2回のポイント賞があるもの。ここ数年ずっと審判員として車検をしてきたが、現行機材はカーボンフレーム、パワーメーター組み込みクランクセットが主流で重量約7kgがスタンダードと言える。
30台ほどをチェック。ブレーキの引き代、ネジ類の緩みなどを順に触ってゆくとアララ、今回も2人の右クランクにガタあり! 店長に触らせて確認してもらい自己責任で解決してから出走するように指示。この店長選手権は大会特別規則により機材の軽量化や試作パーツの使用もかなり自由。雑誌のネタには美味しいワケだけれど、僕は安全管理の車検は欠かせないと考えている。とはいえ最新機材を見て・触ることができて楽しい。
写真で紹介するのは店長選手権でなくエンデューロ参加選手のハンドルまわり。カメラ付きガジェット搭載が当たり前。付帯するものがあっても太いフレームにだからうまくセットできる。こういったセッティング、あなたはどうですか?
ランドナー好きだった僕には違和感がある。日本で1960年代〜70年代ランドナー黄金期にロードレーサー贔屓にしていた僕ですが、いわゆる電装品を付けるならその手法に美意識があるべきと思う。ダニエル・ルブールの絵が頭に浮かぶ‥‥。
閑話休題。乗り物デザインが時代により変わっていくのは当たり前。飛行機が大量輸送時代にジャンボ化したし今は次世代の自動車として注目されるのがイスラエル拠点の「REEオートモーティブ」で、4つのホイールにそれぞれモーター・操舵・制動などの機能を搭載、4つのホイール部をバイワイヤ技術でコントロール。だから大きさの異なる台(シャシー)の四隅にホイールをセットすれば、大きさの異なるボディを換装できちゃう。
クルマも自転車も、デザインの根源から変容する時なのでしょうかね。様式が崩れて、新しい美意識が誕生するのか。すでに変速は電動化、タイヤホイールは太めで空気圧も低目に、ディスクブレーキは油圧で強力。さらに未来はガジェットのカメラに組み込まれたセンサーから危険を感知すると‥‥、自転車の未来を妄想。
1960年代〜70年代の乗り物スタイルが好きです。最近のガジェット付き自転車はどこか違和感がある。愚痴ですがね。