“JBT” の認知度アップも兼ねて焚き火&キャンプを楽しみました。
2024年10月26日〜27日にかけて茨城・霞ヶ浦開催されたイベント“BIKE&CAMP”は、世界を自転車で旅するモデル、山下晃和さんが中心になりやっている旅イベント。
セミナーがあり、「3回ほど参加でキャンプ旅のノウハウが学べる」ユル〜イ集まり。アウトドア用品や自転車ブランド、地産地消のブース出展がある。夜に焚き火を囲んで呑める。そこに、coppiも実行委員会メンバーのJapan Bike Techniqueのブースを出しました。
来場者はキャンプ道具をグラベル系自転車や、折りたたみ小径車に搭載した人たち。彼ら彼女らに「技術コンクールを紹介するブースです」と話しかける。と、「え?」 「なんですか?」 そんな反応。
ツール・ド・フランスはご存知ですよね? ツールは自転車レースの代名詞で1903年開催ですが、旅自転車の技術コンクールもフランスで1913年からあるんです。ポリー(Poly de Canteloup)というコンクールはサイクリング車が長距離を走った実走記録と工作技術を競ったのです! ランドナー車マニアが大好きなルネルセはポリーで常勝するオーダーメイド自転車でした。 レースだとジロ・デ・イタリアも有名ですが1934年からオーベルニュ(Concours d’ Auvergne)という旅自転車コンクールもあったんですよ! そういう伝統をいまに引き継ぐのが日本のJBTなんです!
そして、我がJBTブースの陳列車をご紹介。2台が簡易ベッドの上に燦然と並ぶ。1台はプロビルダーのSilk荒井正さんによるテンションシルク。もう1台はアマチュアビルダーのNAGARA服部伸一さんによる10号機。他にも、市販バージョンのテンションシルク、木製のNAGARAが2台。
テンションシルクは、ダウンチューブが自在に曲がるヒモだからシートポストを抜くだけで輪行できて、クロモリ素材でフレーム重量1.1Kgという見た目のインパクトと軽さで訴求力がある。荒井さんは午後のJBTトークショーでも、プロの視点からモノづくりの奥深さと文化的なお話をしてくれた。一方の服部さんは、純粋に等身大の動機に駆られてのモノづくりで、「峠でコンビニの安いサンドイッチを美味しく食べたい。ならば籐籠のバスケットで運んだらお洒落だし、フレームにはカフェのメニューみたいな装飾が欲しい。そういうコンセプトがあって僕は自分のためだけに作る。売るためじゃない」と語る。
27日は、JBT独自の取り組みで“湖畔の駅コハン”(かすみがうら市交流センター)のテラスにおいて、試乗展示会を開催。サイクリングロード沿いにあるために早朝からひっきりなしにサイクリング愛好者がきた。しかし、話を聞いてくれる人は少なかったが、サイクリングがてらご来場の人たちが2人のビルダーと親しくお話しいただけた。2日間を通じて、イチバン人気だったのはNAGARA謹製小径カーゴバイク。木の素材感、かわいい塗装が来場者の琴線に触れたようだ。
第3回となるJBTは、信州・高山村を舞台に2025年6月開催を目指して鋭意準備中。参加ビルダーに向けた要求仕様書を煮詰めて早急に提示します! 日本発信の旅自転車イベント!! 乞うご期待!!
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https://japanbiketechnique.org