海外チャンネルから録画収録した「落車シーンDVD」画像を自転車競技の審判員やコーチ有志たちが見て、落車に至った要因を考えた。前回、対応力を培うことが課題と書いた。
オーストラリアで数年走ったY氏(長野車連所属)は、「集団走行のときは視界のなかに前走者の足を常に入れておけ。足が止まったら危険の印」と教えられたそうだ。
集団内で誰かが足を止めればスピードが緩む。なるほど、あなたにも覚えがあるでしょ。
転ぶ要因
段差、舗装のヒビ、溝など(路面状況による外乱)。
ハスリ(前輪と後輪の接触)。
他者との接触・押圧(突然でなければ対処できる場合が多い)
雨、雪、凍結など(路面のスリップ率が高い)
突風など(避けようがない)
Yコーチは、「誰かが横で落車してカラダが倒れ込んできても跳ね返せるが、後輪の上に横方向から倒れ込まれたらバランスを立て直すことはできない」と経験談。
5月から少しずつ、レースが開催されていきますように祈ります。選手たちのスキル向上を願います。
レースを支える人たちには、落車が起きにくいコースデザイン、落車発生時の救急対応スキルも求められています。落車、ない方がいいですね。