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上面発酵のエールビールつくりは、オーストラリア人の隣人から手ほどきを受けた。もう30年以上も昔、「キットを輸入したから一緒に作ろう」と誘われて初めてビールにはたくさんの種類があることを学ぶ。

1995年にセーリング関連のロードアイランド遠征があって、そこでIPA(インディアン・ペール・エール)の香りといい苦味の飲み味を体験。それから、アリゾナ、ハワイなどでアメリカのマイクロブルーワリーのバラエティー豊かなエールの味とラベルの面白さを見聞。ドイツでは混じりっけない下面発酵ビール、アイルランドではパブで、黒、赤、白のビールもエールも飲んだ。

機会にめぐまれて多種多様なビールを飲んだけれど、“適度に冷えたIPAを陽光の下で飲む”のがいちばんうまい。潮風と青空と白い雲、大事です。

気温20度Cになると、自家製ビールつくりの季節。しばらくやってなかったけれど久しぶりに南房総でタンクに赤のIPAを16ℓつくり瓶詰めをした。一次発酵をおえたタンクから瓶詰めして、下に沈殿したイースとのオリを含んだ液体を捨てられずに上澄みを飲んだら、いい味でよい口当たり。瓶での二次発酵が楽しみだ。空いたタンクにすぐ、ドイツ風の白ビールを仕込んである。

自分でつくったエールビールを、大好きな岩井海岸で、沖をゆく船を眺め、潮騒につつまれて飲みたい。お楽しみは2週間のお預け。そうすれば、瓶詰めしたIPAが熟成する!

Post Author: coppi