NHK総合テレビで、「パラリンピックのボランティアへの新型コロナウィルス感染症対策」という特集が今朝あった。そこでは『大分車いすマラソン』を取り上げ、ボランティアが早朝に集まった時点での検温に問題が発生したそう。
11月中旬の大分は気温が低く、用意された非接触式体温計10台がすべてエラーとなり検温ができない事態になった。同様な事態はすでに10月に自転車ロードレースでも聞き及んでいたし、自分でも初冬になり非接触式体温計にエラーが出やすくなったと実感があった。
しかし、具体的目安がなかった。NHK総合テレビでは「気温10°より低いと」とのコメントがあった。来年のパラリンピックは9月5日からなので心配はないだろうが、これからの季節でスムーズな受付をするには検温機器の低温対策が必要になる。
検温する場所を屋外でなく、暖房のある室内にすることがいちばん簡単な対策だ。しかし、マウンテンバイクやシクロクロスでは難しい状況もあるだろう。
その場合、ヒーターを効かせた大きめなワンボックスカーのスライドドアを開放しておき検温係が待機し、参加者が車内を通過して体温チェックを受けるといった対処法もあるだろう。
大分車いすマラソンでは、聞き取り調査にして健康申告をしてもらい、それで大会後に問題なかったことが検証されたそうだ。機材故障の場合は緊急避難的に代替えプランで対処できれば結果オーライだが、そうならないで済むようにしっかり準備は整えておきたい。
それにしても気温10°とはね。