ロードレースの必須スキル、ボトルパスをちゃんとできる?
昔のツール・ド・フランスではひとつのボトルを分けあって飲んだし、後方でチームカーからボトルをたくさん受け取り前方のチームメイトに渡しにゆく水運びは現代もアシストの大事な役目。ワンデーレースではチームアテンダントからボトルやサコッシュを受け取るスキルがないと、それは失速につながります。
ボトルパスは、渡すアテンダントが選手に位置をアピールし、受け取る選手と手渡すアテンダントの手の高さ、受け渡し時に互いがしっかりボトルを握り合っていて、選手がもぎ取るように掴む、そのコンビネーションが肝心。
自転車レースはこれまで、第一次大戦、第二次大戦で中断されたとき、暗い世情をスポーツの話題で明るくしてきた。戦火からの復興には富くじが売られて財源になった。スポーツは人を元気にさせる力がある。
2020年春先のコロナ禍パンデミックで、プロライダーたちは家でトレーニングし、ズイフトのバーチャル対戦でファンと繋がり、どうにかリアルなレース開催に至ったものの、強豪選手とはちょっと違うダークホースが活躍したり、アマチュアレースは開催レース数も少なくて不完全燃焼。
2020年末現在、さらに見通しはダーク。でも、自転車に乗って移動し運動をすること、それが人々の体力が維持させて間接的に疲弊する医療現場を助けた。エシカルな乗り物、それを使うスポーツの未来は明るいはずだ。僕たちは素敵なサイクルスポーツの力を信じて2021年の自転車界にちゃんとボトルパスしてゆきましょう!