サッカーのカタールW杯でドイツに日本が勝って大きな感動に震えた人が多いが、coppiは冷たい雨の海の森での「2022海の森ロードスプリント大会」で熱く感動した。
2020東京オリンピック・パラリンピックでつくられた記憶、それに再び光をあてるイベント「GRAND CYCLE TOKYO」が行われた。YouTubeで大規模なライブ配信が行われた。臨海部レガシースポーツイベント実行委員会によるこのイベントは5地域で自転車やボートの体験デモ、お笑いタレントやアスリート起用のステージパフォーマンス、バトントワリングなど24のコンテンツを実施。メインは東京のランドマークを3,300人(募集規模)で走る“レインボーブリッジライド”だった。早朝から大規模な交通規制、無料送迎バス運行。実に大規模で、冷たい雨がくやしかった。
coppiがお手伝いしたのは海の森での「2022海の森ロードスプリント大会」。岸壁沿いの直線456mでロードスプリント。助走区間を過ぎたラスト200mで2人の選手が競い合う。先着が勝ち上がる単純明快ルール。自転車競技を知らない人でも観ればわかるワケだ。
精鋭22選手が単独走でタイムトライアルの予選を経て、1/4決勝、1/2決勝、決勝戦となる。動画配信をするライブイベントレースで運営裏方が気にしたのは時間管理。限られた時間で決勝戦をしっかりお伝えするために、勝ち上がり選手を速攻でスタートラインに戻す。選手たちはライブのエキシビジョンレースをよく理解してくれていた。
予選後の対戦では、相手の出方を意識して牽制をしながらダイナミックなスプリントに移行するレース展開を演じ、まさに手に汗握る一騎討ち! こうしたレースを魅せてくれるタレント性があるアスリートたちがいることに、自転車競技の明日を信じられる。この日は、全日本選手権女子ロード優勝の選手も花束を受け取るために駆けつけてくれた。花束は真紅のダリアでアレンジ、花言葉は「華麗」「優雅」。自転車レースがそうなりますように!