富津で2023年4月から始めた70歳からの波乗りライフ。
コストコで売られているロングボードは新古9000円、ネットで1万5000円のウエットスーツ、イオンモールでみつけた1500円ワゴンセールのビーチシューズが波乗り三点セットだ。
入門書を富津図書館で借りた。市東重明プロサーファー著・角川「40代からでも波に乗れる はじめてのサーフィン」と、出川三千男著・ちくまプリマー新書「波乗り入門」で、とりあえず知識を仕入れる。でも、いちばんの先生は富津新漁業組合の先にあるビーチでいつもサーフィンする数人の動き観察。
●勉強中です
ローカルの人がいつもするライドがいちばん参考になる。
とはいえまだ3回体験しただけ。波が少しあれば翻弄されてしまう。風が強いとボードが風をはらんで浜に向かって歩きづらい
出川三千男がサーファー感覚でいろいろ解説してくれている。
“KOOKS”でクークスと読む。<パドルもおぼつかず、インサイド(波の岸側)のブレーク(崩れ)のおいしい辺りに漂い、上手なサーファーのお怒りをかってしまう人を指す>そうだ。そうならないようにしたい。
<沖合で強い風が吹いて、それが波になる。そして、それがひとつのうねりになって集まってきます。これが波のメカニズムで、台風でも低気圧でも全部これがひとつの原点です。僕らは「しわ」と呼んでいますが、きれいな海面にしわがよってくると、やがてそれはどんどん岸のほうにやって来ます。そのしわのエネルギーは、浅瀬に来ると行き場を失って、今度は上に向かおうとします。そのエネルギーの変化で波が割れて、僕らが初めて遊べるのです>
昨日、4回目をいつものビーチでランチ後に楽しんだが波に漂っていたのは20分くらい。部屋を出て戻るまで1時間だったから。地元のサーファーは「袖ヶ浦」か「千葉」ナンバーだが、前夜に強い雨雲が東京湾を通過したので、東京や神奈川のサーファーが遠征してきていた。
漕ぎ出して波にゆられているとパドリングで移動するサーファーと目があった。陽気に輝いていた。