イースターが過ぎたらなんと台湾に大きな震度7オーバーの地震、人災の戦争も一向に続きそれを支援する国々が愚かにも継続姿勢だってニュースでも報じられ、暗澹たる世界。世界が平和に再生されますように祈ります。
仕事が一区切りついたので、春休み中の孫と散歩に出た。房総半島の山中にある“きみつのさんぽ道”は、以前から気になっていた。普段はサイクリングだが今日はクルマだからどんどん上って行くと、山全体が整然としている。人間の手が行き渡っている。モクレン系の樹や、山桜が咲き始めで、雲間からさす薄日に輝いている。下草は枯葉色だけれど、ウグイスなどの鳴き声も聞こえる。
きみつのさんぽ道は、案内看板が鹿野山にアタックする林道沿いにあって昔から知っていたけれど、目の前に山頂に至る林道があればついそっちにハンドルが向くのはサイクリストの習性。でも今日は案内看板に誘われて来てみて、すごくよかった。
房総も杉が植林されている山が多いが枝打ちがされずに荒れていたり、倒木がそのままの林道もけっこうある。でも、きみつのさんぽ道周辺は見事な自然公園。それもそのはず、山頂付近の広大なエリアが内山緑地建設という企業の園芸の圃場であり、樹芸林業試験場、環境緑化技術研究所でもある。
山頂にある事務所で聞いたところでは、近隣の住人が花の季節に散策にくるので私有地だが解放したそうで、遊歩道やベンチ、きれいな庭もある。それで入場無料。清潔なトイレはあるけれど、レストランや売店はない。お弁当持参でくる場所、というか孫のコメントは、「植物園だね」。
気温15℃をこえるとハチの飛来が多くなるそうだ。花がたくさん咲き競うからだ。さんぽ道には2ルートあり、花逍遥の道は45分、マグノリアの小径は15分で歩ける。次回はここを目指してアタックしようと思った。
世界に平穏な日常が戻り、春が訪れますように。
きみつのさんぽ道