
気温ジグザクな三寒四温ですね。
ところでサイクリングでよくあるトラブル、それは擦過傷、打ち身、捻挫。
夏なら日焼けによる炎症、骨折、ハンガーノックで低血糖、脱水症。
あなたはいくつ体験しましたか?
もうすぐ春。ここで仲間と楽しいサイクリングするための知識を再チェック!
救急知識もトレンドがある。消防や日本赤十字社の救急講座がスタンダードなノウハウとなる。
「擦過傷」は、基本的に水で傷に付着した泥や砂を洗い流す。
滅多にないことだけど「心肺蘇生」では、新型コロナウイルス感染症流行から後では、胸骨圧迫だけにして、<人工呼吸は省く>がセオリー。感染症予防の観点による措置だ。
ただし、幼児や児童には人工呼吸を施す。
自力で呼吸できない要救助者に対して、酸素を含んだ空気を肺に送り込んで呼吸補助をしてあげる人工呼吸、できれば施してあげたい。coopiはそう思う。
現状の救急ノウハウでは、<傷病者がマスクをしていなければ胸骨圧迫前にマスクやハンカチ等で傷病者の鼻と口を覆う。成人には人工呼吸の技術と行なう意思があっても実施しない>という指針だ。<乳児・小児には、技術と行なう意思があれば人工呼吸を組み合わせる。感染防護具があれば使用する>となっている。
このマウスtoマウスのイラストは北海道医師会ホームページの「人工呼吸」(2003~2007)を引用。ここでは<(前略)感染防護具を使用することが推奨されています。すぐに防護具を用意できない状況で、人工呼吸がためらわれる場合は省略してもよく、胸骨圧迫のみでも行なうことが大切になります>という表現だ。
人工呼吸用「防護具」(マウスピース)は、赤ちゃんのおしゃぶりみたいな樹脂製で内蔵の弁により空気を送り込むことができる。
coppiは一時は携帯していたが使う機会があまりにもないので紛失したまま。サイクリングで持参するのは、薄いビニール手袋、ボトルに詰めている水、バンドエイドくらいだ。
救急の知識は、サイクリング仲間の誰かに期待するのでなく、自ら学ぶべきだ。
いちばん恐れているのは、「頸椎損傷」。
首には脳につながる全ての神経があり、首の骨を構成する椎間関節と椎間板は、転び方が悪いとズレが生じ、下手をすると手足が動かせなくなり、車椅子の生活になる恐れがある。
時速30kmでの落車は、2階の屋根から飛び降りたほどの衝撃がある。
ヘルメットが割れるような事故。そんな場合、本人が「大丈夫です」と言っても救急車を呼んで病院で検査してもらうべきだ。
やらかした友人の頭頂部陥没ヘルメットと、首の骨の写真だ。
友人は頸椎の1つに損傷があって医師から、「あと2mmで下半身が動かなくなっていた」と告げられ即入院。コルセットで首を固定して1週間静養。退院してから完治まで半年。
転ぶなら受け身が鉄則。
転ばないようにしましょう!