
「松本センセ、ビール飲んじゃダメですよ!」
ランチライムで警告を受けましたぁ。
総勢13人で敢行した酷暑の“輪’s project”の夏合宿サイクリング。
スキル指導で顔馴染みな30〜40歳代の善男善女で伊豆を1泊2日で走った。
JR三島駅スタート&フィニッシュで、両日とも40kmほどのランは、サイクリングスクールで活躍するインストラクターらの研修が目的で、お客さんを安全に楽しくお世話する実技を磨くのが主旨。
ステーションワゴンがサポート、参加者は不要な荷物を預けられ、休憩ポイントでは水と氷の提供がある。メカニック役のサポーターが、それなりの修理グッズを背負い、看護師も帯同して熱中症のリスク管理。
この手のサイクリングは“King Liu style”と呼ぶ。サイクリストはカラダひとつで楽しめる!
2017年、ジャイアントの創始者キング・リューこと劉金標さんが自転車を通して日本の地域振興を精力的に進めたとして旭日中綬章を受章した
しまなみ海道がお気に入りの劉金標さんは日本各地を走り、自転車で人生は豊かになりフィットネス効果があるとRIDE LIKE KINGを説き、インバウンド観光に影響を与えた。日本中の自治体観光振興の役人が、しまなみ海道サイクリング視察詣。
ところでトホホ第一弾、集合時間前に余裕をみて到着したが四半世紀前のSPDシューズのソールがいきなり剥離! 慌ててクルマをデポした地点に戻り靴を履き替えた。
河川敷の遊歩通を上手に組み込んだ本日のルートは、インストラクターOくんが試走をしてコース策定。good job!!
参加者に挨拶するインストラクターOくん(右)、お疲れ!
6人の2グループで走るメンバーは適時入れ替えし、手信号などのコミュニケーションもしっかりやった。
だがcoppi思うに手信号は全員が行なう必要はない。有料サイクリングツアーでの引率では引率ライダーが大袈裟なほどに手信号を出すのは当然。だが後続のお客さんサイクリストたちはハンドルから手を離すのが難しい人もいるはず。引率役が手信号や口頭で注意喚起し、最後尾が脱落者を管理し、引率と最後尾が無線連絡(またはLINEグループ通話)を取れるよう用意して管理すればいい。
韮山の反射炉に立ち寄り、冷やし甘酒を呑んだ。旨し!
交差点の二段階右折。気心が知れた仲間内なら臨機応変アリだけれど、有料ツアーでは厳格な二段階右折となる。「交差点では詰めて並んで、歩道に乗り上げないでください」など、スタート前に参加者に対する告知でコンプライアンス徹底をしておくべきですね。
と言う訳で、ランチビールなんて御法度! お店で汗びしょウエアで座布団に座るのもいけません。モラル違反。
宿泊した中伊豆町の宿、Kona Stay Bicycle Resort。中庭で焚き火
そんな訳でトホホ第二弾、四半世紀前のケルビム・スポルティーフで峠をインナー×ローで攻めていたらチェーン落ち、ディレーラーがツイスト! チェーンが切れていましたぁ。LINEのグループトークでSOSしてサポートカー回収される。
チェーンを裸の指でつかんだから、白いボトルが汚れたよ、トホホ
実は、2年前の夏合宿でも古いタイヤがバースト! このときもインストラクターKくんが予備タイヤを背負っていたのに助けられた。輪’s project”の夏合宿サイクリング、抜かりない。ああ、トホホ。
敢えてトラブルメーカー役に? いやいや、酷暑が悪い。