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東京湾を船で外洋に出るとき、房総半島の富津岬と三浦半島の観音崎を抜けると、海の色がとてもきれいになる。

30年ほど昔、よく小さなヨットで遊びました。竹岡という場所にあるマリーナのメンバーとなって、週末はいつも帆走していたのです。

竹岡の沖合は、東京湾の中央に縦断する浦賀水道がある。大型船が頻繁に通るので、ヨットで対岸へと横断するときはいつもエンジンを併用しての機帆走でした。今朝6時30分直前に、野暮用で竹岡にきたのです。日課のラジオ体操イントロがはじまったのですぐにクルマを停めた。そこは、竹岡のヒカリモ発生地。

前置きが長くなりました。“ヒカリモ”をご存知ですか?

国道127号線沿いの皇神社にある黄金井戸(こがねいど)と呼ばれる弁天洞窟内の池のなかで、3月から5月の時期に鞭毛藻類が黄金色に輝き出すそうです。この鞭毛藻類をヒカリモという。

ヒカリモは洞穴やトンネルなどの水溜りに群生し、外からの光線を反射して黄金色に輝くそうです。

<竹岡村萩生辨天窟内ニアリ潴水面ニ群集セル細微ナル浮游藻類 〔Chromulina Rosanoffii (Woson.) Biitschli.〕ニシテ日光ヲ反射シテ黄金色ノ光輝ヲ発ス、故ニ古来黄金池ト称セラレ同藻ノ本邦ニ於ケル最初ノ発見地タルノミナラズ其ノ発生ノ盛ナル点ニ於テ著シキモノナリ>

(HP 文化財オンライン「竹岡のヒカリモ発生地」より引用)

https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/201316

ラジオ体操後に、黄金井戸をのぞいてみました。

<この発生地は、国道127号を見下すところにある、間口3m、奥行10m、水深70cmばかりの洞穴で、わが国で最初にヒカリモが発見された場所として意義深い。「こがね井戸」として、古くから親しまれてきたこの洞穴は、海食によって生じたもので、上方の各所から水滴が落下し、長い間水の枯渇や水質変化もない。また、海岸の暖地にあるため冬でも凍ることがなく、ヒカリモの発生に適した洞穴である。>

(富津市ホームページより引用)

https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/n431-006.html

早朝の涼しい時間帯なのでもしかしたら、との期待は無駄でした。

気を取り直して、皇神社へと階段を上がってみたら、眺めがいい!

左手の対岸は三浦半島。右手はうっすらと房総半島の富津岬。

そして眼下は竹岡漁港。

もうすぐ夏祭り。ここでは神輿が海に入って暴れます。

江戸時代の竹岡は、異国の船を見張る番所があった。

でも現在は、ひなびた田舎。だからこそ、好きな場所です。

竹岡のヒカリモ、いつか、ちゃんと見たい。

Post Author: coppi