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8月13日の雨は凄かった。雨音や風の音が一晩中続いていた。

夕方からラジオのニュースは繰り返し、同じ言い回しだ。

=上空の熱帯低気圧の縁に、上昇気流が流れ込み、激しい雨が降っています=

時間経過とともに、千葉県にレベル5大雨特別警報が発令された。

でも13日早朝、僕は薄明るくなった夜明け空を見上げた。

薄曇りで、風も涼しかった。大丈夫と判断してお決まりの自転車散歩コースに出発。

しかし、南に走るには薄墨を流したように見えていた空が、富津岬の先端でターンすると「ヤバい?」と気づいた。

北の空に黒い雲が湧き上がりこちらに流れてくる。周回路を避けてそのまま家路についたが、富津市街で降り出した。「ちょっと待てばいいだろう」と道沿いの軒先で雨宿り。だが、降り方が尋常ではない。多分、午前5時半ごろだった。

雨粒が街灯に踊るように光る。樹木の枝が揺らいだ。軒先から雨が筋となり地面に落ち、排水溝から勢いよい水音。そんな状況をずいぶん観察して楽しんだが「どうせ濡れるんだ」と雨宿りを諦めた。

家に戻る。その間に雨足はゆるくなった。ずぶ濡れで風呂場に直行。シャワーしてタオルで身体を拭き、玄関から風呂場までの足跡を雑巾掛け。洗濯機をまわし、インナーソールをはずして靴を乾燥。

昼間は二度ほど青空がのぞいたものの、夕方から空が号泣。

ラジオのニュースは繰り返した。

=上空の熱帯低気圧の縁に、上昇気流が流れ込み、激しい雨が降っています=

調べてみると、異常気象がスポット的に千葉をロックオンしたことが判明。

日本の南東側の太平洋上に形成された数千キロに及ぶ巨大な反時計回りの渦(モンスーンジャイア)の縁に、暖かく湿った上昇気流が合わさり継続的に流れ込んだ。それで積乱雲が次々と発達し、同じ場所に停滞しやすい気象条件がそろったらしい。

今朝、8月14日現在、大雨警報はレベル4から3に修正され、朝は青空の下でラジオ体操はできたが、通勤時間帯にはもう曇り空。今日も読書にいそしむのがよさそうだ。

地球が直径22cmのサッカーボールなら、その周囲約0.3mmの薄い対流圏で気象は変化している。大気の物理を知り、気圧の仕組みを学ぶと、天気の変わり方がある程度読める。

スマホですぐに気象情報はチェックできる。限定的な場所の数時間後の天気予報も簡単に調べられる。でも僕は、空を見上げて雲を眺め、肌で感じる寒さや暖かさで、生活レベルの観望天気が性に合っている。

雲を眺めるのが好きだ。

Post Author: coppi