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BtoBの『Japan Bike Show 2026』を視察した。気になった製品を紹介しよう。

このショーは自転車メーカー、パーツ・アクセサリーの卸売業者、小売店やメディアなどの関係者・プロだけを対象にした、自転車産業の展示商談会。

ちなみに、一般的な消費者向けサイクルショーはパブリックショー(BtoC展示会)で、一般ユーザー向けに新商品のPRやファン獲得、試乗などをする。「B」は「Business(ビジネス/企業)」、「C」は「Consumer(コンシューマー/一般消費者)」の頭文字だ。会場となった有明GYM-EXには、123の国内外ブースが並んだ。

首に巻くエアバッグ

このウエアラブル・エアバッグは、2011年から外観だけは同じモノが販売されていたが、それが進化して「Hövding 4」として登場。発売は来春だ。

Hövding はホブディングと読み、オーストリアのメーカーISIが自動車向けエアバッグ製造で培った技術を注ぎ込み、ライダーの首周りにマフラーを巻くようにつける。重量は1kgもないほどで、実際に着用してみても窮屈さは皆無で締め付け感もなくリラックスできる。

ライダーが転倒する動きを、センサーが加速度や捻りに伴う動作などのアルゴリズム検知により、0.1秒でエアバッグは膨らむ。ヘルメットをかぶることを嫌う人にはとてもいいが、予定価格は約8万円で、膨らんだら再使用はできない。

自転車収納テント

サイクルツーリング用に携行するのはサイズ・重量面で無理だが、泊まりがけのイベントに自動車で出かけるときは重宝するだろう。2台用、3台用があるが好ましいのは3台用で、これなら雨が降っても整備スタンドを用いてメンテすることもできる。天井の生地は黒色で遮光率99%、耐水圧も高い。

ただし、床面はないので、そこは工夫を要する。2人用は出口が片方だが、3人用は両方が出口として開くので2つ、3つを直列につなげて設営できる。

CAPTAIN STAG製品で、カインズ系などのホームセンターで買える。

3台用は税別3万9850円。サイズ:1150(幅)×1900(奥行)×1690(高さ)、収納サイズ:890(横)×250(奥行)×150(高さ)、重量:約15kg、組立時間:約14分。

ポータブルドライブレコーダー

今や珍しくない製品だが、1万円の価格で信頼性が高そうに思えたのが自転車用TANAX製のAT-047だ。面倒な配線が不要、取り付け簡単。夜間の写りも評判は悪くなく、SDカードに連続6時間録画(古い画像に上書き)、衝突感知で自動録画など、ドラレコとしての性能・機能は平均点。難しくないのがいい。

丸石のヘッドマーク

もう15年ほど前から採用されているエンペラー・シリーズのヘッドマーク。今回、やっとこのマークに気づいた!

ARAYAのブース

伝統的なランドナースタイルが健在。他にも、現在の電動変速ロードバイクをインデックス変速に換装する「EQUALコントロールレバー」とか、高齢マニアの琴線に触れるアイテムがあった。

ブリヂストン3輪車(コンセプトモデル)

電動3輪車の試作車。後ろには子どもを乗せ、ピクニックに出かける夢を描いている。後輪は内輪差をカバーするLSD機能がある。ブリヂストンは現在、電動自転車に多様なバリエーションがある。その可能性を示した1台だ。

MKSの遊び心

三ヶ島ペダルのブースに、来場者を遊ばせるパチンコ台を発見!! チンカンベルが配されて、打たせてもらったらベルに2回ヒット、音質がいろいろで愉快。

 

会場を2時間ほどぶらついた。僕のアンテナでは新奇なモノ・コト・動きは見つけられなかったが、パナレーサーの秋吉健氏が『なぜ今グラベルなのか? 世界市場と国内の攻略法』を語り、別に今後の自転車ライフスタイルのヒントや、1990年代から続く折り畳み小径車の製品起因事故の分析・事故削減に向けた研究など、いくつかのセミナーは聴講せずにちょっと残念。さすがにBtoBは興味深いテーマが並んでいた。

『Japan Bike Show 2026』、シマノ不在は残念。だが、海外の格安電動コンポを覗いて諦観を抱いたり、リーズナブルなシニアカーを触ってみたり、楽しませてもらいました。

Post Author: coppi