お正月の初走りに、ヘルメットに“お飾り”をした。これ、長いつきあいの自転車仲間K嬢の手作りプレゼントです。ありがとう!!
僕と彼女の共通項はサイクリングで、昔に【バイク・ニューヨーク】のツアーへご一緒した。活動的で知的好奇心旺盛なK嬢は、個人で世界の果てまで自由に輪行し、または現地でレンタバイクを活用して動きまわる。そんな彼女のお得意芸が “お飾り”コミュニケーションなのです。
オリジナルお飾り制作には、平常時から素材集めをし、どこの地域・国を走るかで装飾のコンセプトを考え、お出かけ前にスパッと作る。話を聞くとそんな感じ。
さて、突然ですがクイズ!
空に放り上げたのは “コーヒー豆”です。ヘルメットには“ドリッパー”が飾られている。
背後の人物、「何なの?」と頭をひねっている。(笑)
さあ、この国はどこ?
ジャマイカ、ハワイ島、キリマンジェロ、イエメン、ブラジル、コロンビア、インドネシア、グアテマラ、さぁどれでしょうか? 地面で天日乾燥されているのもすべてコーヒー豆。
回答:グアテマラ共和国
K嬢コメント 「“コーヒーファームツアー”というのを出発前、日本で申し込んだときに、100均で買ったコーヒードリッパーも仕入れておきました」との由。
ちなみに、これもグアテマラでの写真。頭にはヘビが!?
巳年だからってわけじゃありません。
K嬢コメント 「頭の上の鉢巻状のものですが、グアテマラのパナハッチェル地域は民族衣装が普通に着られていて、その情報を集めていたときに、ある地域の部族の女性は髪の毛をこうした形状のものでまとめる、ということを知りました。手織りした手間がかかった織物を、太いヘアバンドのようにしてかぶる。で、現地に着いてから、グアテマラ文化の博物館に行き、そこのギフトショップで買い、持って行った裁縫セットでヘルメットに装着しました。結構高価なものです。」
さらにクイズ!
白いコーヒーカップ。サイクルショップのオヤジに馬鹿ウケ!!
有名コーヒー産地のここは?
回答:コロンビア共和国
K嬢コメント「コーヒーカップは出発日前日に合羽橋でメラミンのコーヒーカップとソーサーを買い、穴が開かないので急きょ電気ドリルを買って穴を開けてヒモを通した物です。」
これはイタリアを走ったときの写真。
K嬢コメント「レモンはナポリで買ったものです。レモン農家の脇を通ったら、男性2人が喜んで、「まあこっちに来なさい」と記念写真を撮っていいかと聞かれ、直売のレモンもいくつかいただきました。」
いかがでしょう、K嬢の飾り物。訪問先の人がそれを見て、驚いたり、喜んだり、感情を揺さぶられる。これはもう、ステキなコミュニケーションの手段。
飾りモノは知識共有の媒体で、モノを仲介にして相互に働き合うコミュニケーションが成立している。
coppiがお飾り文化交流大使に任命! 受けてもらえるかなぁ?(笑)