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明治34年10月〜大正4年6月

(確認:自転車文化センター所蔵&国会図書館)

 

最も創刊が早い自転車雑誌は明治33年8月の「自転車」(快進社)だというが、確認できたのは明治34年10月「輪友」だ。当時はまだ自転車は一部資産家の娯楽品。アメリカ製輸入車が幅を利かせていて業者は宣伝のためにお抱え選手をレースに走らせていた。 <“輪界の三勇士”鶴田勝三、中務栄吉、石井大三郎がスター選手>。第2号には小さく、<自転車世界周遊11月馬関(下関)の中村春吉なる人自転車世界周遊を思い立ち本月14日横浜に向け発程せりと云う>という記事もある。「輪友」の誌名は版元が変わりながらも大正4年6月まで存続。寿命の長い雑誌だった。

 

第壱号重要目次(5つのコンテンツ)

口絵 完全なる鉄と歯車との構造は如何

輪界の三勇士 自動双輪車の説明

懸賞カップ 日本に於ける自転車の沿革

自動車 海外双輪雑話

自動双輪車 玉章びき(小説)

 

Post Author: coppi