Site Loader

嬉しくもあり、寂しくもありの2022エロイカジャパンでした。

この記事を書くcoppiは、2013年のエロイカジャパン初回からコンクール・デレガンス審査委員長としてエロイカに関わり、ビンテージ自転車趣味の盛り上げをライフワークのひとつにしてきましたが、2022年の大会ではコンクール中止。ちょっと寂し‥‥。

2022年5月22日(日曜)、長野の北軽井沢にある「しなの鉄道旧駅舎口」をスタート&フィニッシュとする2022エロイカジャパンが163人の参加者を迎えて開催されました。これは嬉しい。

 

ヘルメット着用が義務化。ソフトタイプも許容範囲とされている

待ちに待ったエロイカジャパン 、前日21日(土曜)にマルシェは実施。サンティーニのウエア類やヴィットリアのタイヤ、さらに数店のビンテージ関連でテント村をつくったがあいにくの雨。また、参加者が楽しみにしていたコンクールと前夜祭は残念ながらキャンセル。それでも熱心な参加者たちは、しなの鉄道旧駅舎口に隣接する草地駐車場でキャンプしてバーベキューに舌鼓、旧交を温めていました。いにしえのエロイカに捧げる自転車趣味人のつどい、渇望でしたね。

迎えたライド当日天気、スタート時点では路面はウエットですが、長野と群馬を巡るコース全域で回復の兆し。早朝スタートのロング以外の参加者での開催セレモニーは長野原町議会の黒岩巧議長にご挨拶いただき、議長自らスタートではスタンプを一人ひとりに押すサービス。コーススペックはショートは33km(獲得標高630m)。ミドルは105km(獲得標高2,500m)。ロングは160km(獲得標高3,800m)です。

 

  • 117年前製造のプジョーで果敢に峠にアタック! 

世界中の自転車がクラシックな装いのサイクリストたちがソーシャルディスタンスで走り出しました。やがて風が雲を飛ばし、太陽が顔を出して濡れた路面から水蒸気が沸き、新緑が輝き、鳥が歓喜の歌をさえずる。エロイカは美しいイベントです。

 

サポートカーでcoppiは旧い仲間と基本的に最後尾をカバー。実は今年、車検もキャンセルされたので開始1時間ほどの時間帯でメカトラブル続発。エロイカに参加する人たちはオトナなので自己責任をわきまえていますが、1950年代のサンプレックス・ツールドフランス変速機が走行時に歪んだトラブルは、旧車イベント特有のアクシデント。きっと材質の経年劣化でしょうが鉄製本体とプーリーゲージが見事に変形して走行不能。

「できる範囲で走れるように対応しますが、壊れる可能性もあります」とお断りをしてから、本体を大型モンキースパナでクランプして曲げ直し、さらにプーリーゲージの歪なねじれを微調整して応急処置完了。

修理カットすべてphoto●minamo_style

 

つまらないトラブル例のひとつがフリーホイールのガタ。カンパニョーロのハブにシマノのフリーホイールを組み合わせたトラブルは、スペーサー欠落。こんなのは車検をしていれば防げたはず。細いタイラップを噛ませて、とえりあえず走れるように応急処置。

 

正午過ぎに対応したのは、チェーンリングの緩み。鉄製3アームのクランクにセットしたチェーンリングの固定ネジが緩んだのですが、1960年代のフランス規格。オーナーも参加前に完熟走行をされたそうですが、規格適合工具をお忘れになり林道を徒歩で歩く羽目に。それも道楽、仕方ありません。

 

日本らしい林道ダートを含むコース。エイドでの補給にはバナナやケーキだけでなく、味噌仕立てのお碗、温泉まんじゅうも用意。トスカーナのような丘陵よりさらにダイナミックな起伏の嬬恋パノラマラインと格闘して最終コントロールポイント愛妻の丘に到達した誰もが、笑顔と汗で輝いていました。海外のエロイカに比べると参加数が圧倒的に少ないけれど、ビンテージ自転車を愛する人々の熱き情熱はちっとも負けていません。エロイカジャパン復活です!

 

  • ルートには矢印看板(photo●minamo_style)が。スマホで見られるGPSマップも提供 

Post Author: coppi