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自転車の軍事利用は歴史がある。

初めは普仏戦争(1870年〜)で伝令や偵察に使われたそうだ。

やがて第一次大戦で自転車部隊が編成されるようになり、折り畳み自転車を落下傘部隊が使い、銃などを装備しやすい自転車も作られた。

しかし、20世紀になると自動車主流の時勢で廃れてしまった。先進国では山がちな国土のスイス軍が存続させていたが2001年に中止を決めたという。

ところが、自転車にまたスポットライトが!

オーストラリア軍が試験導入を進めているのがMTBタイプのe-BIKE。

 

YouTubeに画像がアップされている。

https://www.youtube.com/watch?v=_-L5NywFoX4

動画のタイトルは、Moving quickly and quietly-Army。静かに素早く動く!

大型の偵察車両が移動する際にルートを確認して車両が通過できるかの確認に運用されるそう。最高速度は90km/hで航続距離100km。動画をチェックしたところでは随分と重量があるようで、ブレーキはフロントはディスクだがリヤは多分メンテナンス性に配慮してのドラム式。

中東戦争などではドローンが偵察・監視のための利用から無人殺戮兵器へと進化してしまった。二輪自転車は人間という優秀なセンサー・バランス機能を介して動くわけでドローンとは違うが、それでもe-BIKEが殺戮兵器方向に流されないように祈りたい。

Cycling-life.tokyoは、家庭内紛争を含めあらゆる戦争に反対です。

画像:オーストラリア国防省&YouTube

Post Author: coppi