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東京ではすっかり定着しているシェアサイクル。国家戦略特区として千葉市がまずは中心部の美浜区と中央区に整備を進め、今後は坂道が多い稲毛区、花見川区、若葉区、緑区と拡大路線をとる。

そこで、千葉市ウエルネス自転車協会が千葉市の後援事業として『電動アシスト付きシェアサイクルの借り方・返し方教室』を開催。電動自転車特有のパワーアシスト特性を解説・実技講習も行った。体力の衰えを感じる世代のみならず多くの市民が安全で便利に利用できるインフラとしてシェアサイクルを盛り上げようというわけだ。

講習のあとは陽光まばゆい海沿いを散策

小春日和の11月18日、稲毛海浜公園に高齢者がスマートフォンを手に集まった。借りるにはまずステーションの看板にあるQRコードを読み込みスマホにアプリを入れ、支払いのためにクレジットカードの情報を入力し会員登録。すると地域内のステーションが地図で確認できるので、自分が利用したいステーションに赴きシェアサイクルをピックアップ。

返却も自分が都合のいいステーションに乗り捨てできる。ただし、ステーションに駐輪スペースがあるのを予約することも必要。15分単位70円が課金されるが、確実に返却できないと課金が続く。ただし1日につき最大1,000円で課金はストップ。お買い物にでかけて荷物が多くなったからシェアサイクルを借りて自宅近くのステーションに返却する、といった使い方だと70円で済む。帰宅が遅くなりタクシーがつかまらないときの足にもいいだろう。

集まった参加者の大部分は女性でスマートフォンを使いこなしていた。整備されていた自転車は『HELLO CYCLING』で26インチホイールのYAMAHA製モーターを搭載。いわゆるママチャリタイプだ。航続距離は最大50kmなので、スポーツタイプの半分程度の後続距離。

バッテリー残量のチェックを!

ちなみにHELLO CYCLINGは東京を中心に展開しているので、千葉から東京に移動してバッテリーが切れそうなときは近くのステーションを検索して充電量の多い自転車に乗り換えする手もある。実際に今回の取材で訪れたステーションに接地されていた10台のうち満充電は2台。ブレーキはどれも整備されていたが、タイヤの空気圧が少ない車両もあった。気持ち良く利用するには借りるときにバッテリー充電量、ブレーキの効き、タイヤ空気圧、この3つは自己責任でチェックしたい。

Post Author: coppi