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上のような密集走行、あなたはできますか?

フランスのエコールドシクリスム「école de cyclism」(自転車競技の学校)をベースにして自転車の乗り方教室を長いことやってきた。日本自転車競技連盟(JCF)のテキストも作らせていただいた。ほとんどずっと、発達過程の少年少女に対する育成を目的にしていたがcpooi的には自転車雑誌の編集者であった過去からホビーレーサーやサイクルツーリストにこそ、自己流ではないライディングスキルを身につけて欲しいと願ってきた。そこで今年からスタートしたのが輪’sのスクール。

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https://cycling-life.tokyo/やり直し/

このスクールはレース観戦ファンである主宰者ナオさんが、主にツイッターやインスタグラムで情報発信をする。集まってくる生徒は、若い女性やご夫婦が多く、たいがいはひとり、またはカップルで活動。ファンライドや健康ライド、ヒルクライム参加などのプロフィールを持つ。

うれしいことに参加者の意識は高く、「きちんと基礎を習う場所がわからなかった」という声が多い。ナオさんを含め一部には僕が別の場所で実施していたスクールを受講済みでさらにレベルアップを目指す人もくる。スクールでは常に3つのSを標榜。<Smart  Smooth  Safrty>=上手に自転車を操れば安全に走れる=そんな想いを込めている。今季はプレスクール2回を経て、10月、11月、12月に実施しました。

 

午前は準備体操後、「プッシング」(サドルで自転車を押す)、「スクーティング」(片足ペダルで乗る)、「直線スラローム」(等間隔パイロンを蛇行走行)でタイム短縮(モチベーションアップ!)。この3つのメソッドが基本で、当日の生徒たちのキモチを読んでメニューをアレンジ。午後の放課後ライドは河川敷サイクリングロードでのマナー啓発や先頭交代をすることが多い。

 

振り返れば大部分の参加者に不足していたのが、誰かと走る経験値。で、冒頭の横並びスラロームに行き着いた。広い校庭で左右にアットランダムに置いたパイロンを美しいフォーメーションで巡る。これをするにはペアならば、アウト側のライダーはイン側ライダーのスペースを開ける気遣いが必須。肩を並べて曲がるにはインは抑え、アウトは速めに走る。トリオで走るには、真ん中のライダーがペース配分を司る。

ツール・ド・フランスのパレード走行ではプロ選手なら当たり前にできる。輪’sのスクールを2回以上受講すればできるようになります。

2023シーズンは温かくなってから再開。ぜひSNSでチェックしてご参加ください。

https://mobile.twitter.com › rinsproject

Post Author: coppi