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アメリカのサイクリング媒体で大手の「Bicycling」には、特色あるサイクリストをピックアップしてライフスタイルを描く記事がある。

どの物語も、自転車で幸せになれるための道標だ。

例えば、体重増加の38歳男性が一念発起して278ポンド(126kg)あった体重を高校時代の175ポンド(79kg)までZiftと食事療法で戻せた。愛車トレックで脚を回すのは屋外だけでなく地下室でポッドキャストを楽しみながら。アルコールとソーダ断ちもやり、軽くなって動ける身体と精神が調和したので子供と一緒に運動できることを感謝する物語。いかにもアメリカ的だ。

2020東京オリンピックがらみの話もある。BMXレーシングのレジェンドライダーだったオーストラリアのオリンピック銀メダリストであるサム・ウィロビーが事故で下半身不随の境遇になったがアメリカ人の妻アリーズと結婚してコーチに転身し、熱心に練習にするラブストーリー。(関連記事はオリンピック・チャンネルにも日本語である)https://olympics.com/ja/olympic-channel

で、上写真の物語は66歳の女性が癌となり運動療法でサイクリングを選択したがその後は水泳に移行。しかしコロナ禍パンデミックもあり運動することが難しくなり体力が衰える一方だった。でも1年前に彼氏がe-BIKEをプレゼントしてくれたことを契機に毎日10マイル走れるようになり、やがてSNSのチャリテーライドにも参加して充実した人生を取り戻したという心温まるお話。

ライフスタイルを描くことは日本の雑誌でもたくさんありますが、なかなか深くて含蓄あるものは少ない。困難に立ち向かって凹まずに生きていく姿。こういったヒューマンストーリーが成立する自転車媒体は実に魅力です。「Bicycling」で検索してみてください。

Post Author: coppi