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自転車趣味の大先輩を訪ねたら、「最新のを見ていかない?」とお声がけいただきました。なんと、同じ泥除け付き快走モデルですが、自分のは3段、先輩のは13段。

大先輩とはポジションがほとんど同じ。試乗しての第一印象は、“快適”のひと言に尽きる。素晴らしいのは大いに肯定。でもそれだけ。これはもう趣味の問題であって、自分は13スピードのモダンバイクに心が浮き立つことはない。

先日、ひな祭りで食べた桜餅、妻や娘はこし餡派、自分は断固つぶ餡より他に選択肢なしというのと同じです。

MTBもギヤ構成はフロントを2枚のダブルにしてリヤ10速で組んでいます。ポイントは見た目で、リヤのコグが大きすぎるのは自分自身の美意識が許さないからです。

実はフロントシングルは2台も作って乗りましたが、すでに処分。なぜなら、機能的には問題なくても見た目に馴染めず、どうしても愛情が持てないのです。

とはいえ、機能的なモノは美しい。ディレーラー本体だけを鑑賞するなら、ロングケージのビッグプーリーも素敵です。でもね、それを自分の自転車に装着するのは嫌です。

理性と感性、別物ですね。

ディスクブレーキは許容できます。将来的にABS機能がつくでしょう。それは好ましい進化です。一方で安全装備のライト類ですが、あまりに明るすぎるLEDは嫌いなので使いません。多分、パンクの穴が走行中に自動的に塞がる便利機能も登場するでしょうがそれも嫌いです。グラベル系で32Cより太いエアボリュームあるタイヤの乗り心地は大好きですが、それがチューブレスなら使いません。我ながらチグハグです。

70年ほど前に作られた3段変速のイギリス製クラブモデルを愛用中で、多少は痩せ我慢(乗り手の腹は肥満傾向ですが)も必要ですが、愉しいから不満なし。気分はパターソンの絵の登場人物。趣味は好きにやるのがイチバンです。

Post Author: coppi