“コロナ禍”という地球規模の不安。
2019年末から燃え広がったCOVIT-19の社会不安、自転車界に大きく影響を与えました。
自転車が売れている。ヨーロッパでは健康維持や移動手段に自転車を使うことが推奨されて政府が補助金を出した。おかげで世界的に自転車部品不足に陥ったが、世界的部品メーカーのシマノは史上2番目の売れ行きで収益アップ。
日本のショップは商品を並べられない。パーツ不足でイヤーモデルが供給されない。それでも、高額なロードバイクではないが普及価格帯のスポーツバイクを求める新しい消費者はいるし、買って所有するのでなくシェアして乗る人も微増しているのではないだろうか。とはいえ、従来のスポーツサイクル愛好者の動向は冷めている。自転車専門誌が売れない。ページをめくると掲載される記事傾向が随分と変わり、ツーリング系の情報が増えたように思われる。
2020年はイベントが軒並み減少、愛好者は参加できるイベントに飢えた。観るイベントも自粛要請が出て、会場の収容率も制限されて、イベント主催者は青息吐息。
これを書いている2021年3月8日、政府は緊急事態宣言を2週間延長。3月21日まで飲食店の営業時間規制、不要不急の外出自粛要請、テレワーク推進での外出者抑制策、人数と収容率によるイベント規制は続くことになった。しかし、東京オリンピック・パラリンピック実施に向けたシナリオは先読みすれば、21日には宣言解除されるだろう。
このままではいけません。自転車界はひどくつまらなくなる一方だ。
2月27日に我が事務所はイベント「PUMP JAM]」を開催した。多摩川サイクリングロード沿いの旧多摩川小学校の土のグランドで100人規模だがブース出展も得て、web媒体の取材が複数あった。何よりイベントに参加してくれた人たちの笑顔が明るかったのが嬉しい。
コロナ禍パンデミックの昨年は、アウトドアで走れずに室内でスマートトレーナーでトレーニングするのが世界的スタンダードとなり、Ziftアプリで世界中の有名コースをタイムアタック、さらに自宅で参加するe-レースが盛況だった。でもね、やっぱりバーチャルよりリアルがいいですよ。
今年は5月22日〜23日に群馬・長野でヴィンテージ自転車の「EROICA JAPAN」、9月11日〜12日にも「ジャパン・バイクテクニーク」というイベント開催に向けて熱く準備しています。屋外イベントは大いにやるべし、参加すべし!!