大会運営のTDとして2日前に現地入りしてコース視察。台風が近づき雨と霧でしたが倒木もなく路面の舗装にも問題ない。と、背中に「日本一周中」のボードをつけたサイクリスト発見! 元気をもらいました!
志賀ヒルコースはスタートが志賀高原サンバレー駐車場で、ゴールが渋峠。全長13.1kmで獲得標高743m(平均斜度5.6%)。立哨スタッフは今年、要所には信頼できる人たちを配置。しかし、大学自転車競技部に所属するスタッフには立哨実務経験が乏しい人もいたので大会前日に簡単に立哨実務セミナーを実施。
これがセミナーの内容。
「立哨」(コースマーシャル)とは、レースコース脇にいて、大会がスムーズに安全にできるために働くのがお仕事。ヒルクライムレースにおいては、ヒルクライム後に降ってくる選手たちへの“注意喚起”と、“落車事故対応”が大事です。
注意喚起と事故対応のどちらでも、ホイッスルは不可欠!
集団がゆっくり降るように先導ライダーが務めてくれているものの、疲れている多数の下山選手たちに対しては、危険カ所手前でのホイッスル強断続音<ピッ! ピッ! ピッ! ピッ! ピッ! >が有力な注意喚起呼びかけになる。
落車事故でコースがふさがれたときはイエローフラッグで視覚に訴え、ホイッスルの強連続音<ピーーーーーーーーッ、ピーーーーーーーーッ、ピーーーーーーーーッ>で聴覚に訴える。ホイッスルは遠くまでしっかり聞こえるものなのです。
が、ホイッスルを吹く訓練未経験者は、ちゃんと音が出せない。立哨実務経験がない人にまずレクチャーすべきはホイッスルの吹き方です。
ロードバイク以外にランドナー、小径車、クロスバイクも参戦
前回はタイムアウトで渋峠に辿り着けない選手がいたけれど今年は、パンクでのDNFが1人だけ。ゴール地点は快晴で雲海の向こうにアルプスの山々で絶景。そして降りではパンク落車で擦過傷が1人ありましたが大過なくイベント終了。ホビーレースは全員完走、イベントは事故なしが理想です。ホッとしましたぁ。
2回目の開催となった9月10日開催の志賀ヒル、男子は井出雄太さんが2連覇で自らのコースレコード短縮する37分18秒達成。女子優勝は全日本ロードチャンピオンの樫木祥子さんが40分台で後続を4分以上ぶっちぎり。樫木選手には下山時に先導ライダーを務めていただきました。インフルエンサーの後輩ちゃん、声優の東城咲耶子さん、NESTO公式アンバサダーのピン芸人・石井ミカンさんも参加。ミカンさんはスタート前に「ハムストリングをリラックスさせましょう!」と独自のアクティブストレッチを御披露。こいつはいい準備運動だ。みなさん、ありがとうございます。
大いに盛り上がった志賀ヒル、次回も快晴を期待したい。