まだ20世紀のときに次女と訪れた公園でのスナップです。クワハラ製のMTBタンデム。
体力の異なる人=子ども、カップル、身体の不自由な人とでも一緒に行動できるのがタンデム自転車の魅力。肩身の狭い思いで愛用してきたけれど、やっと東京都でも公道での使用が許される扉が開きそう。
道路交通法で自転車の二人乗りは禁止。でも都道府県は、2人乗りを前提に作られている自転車においては条例を改めることで道路上を走れるようにしている。11月11日に東京都議会議員でトライアスリートとしても活躍されてきた白戸太朗さんがtwitterでつぶやいた。
<タンデム自転車の走行が東京でも部分的に許可されます! 私が3年間取り組んできた、東京都でのタンデム走行認可。とうとう11月13日より許可されます。まだほんの一部ではありますが。 ゼロから1は小さくも価値のある一歩。 今後はこの道路での状況を検証し検討されていきます。ぜひ安全に楽しんで下さい!> 朗報だ!!
警視庁が検証する道路は以下の3つ。
①【多摩湖自転車・歩行者道】(約12.0km)*多摩湖周遊区間
②【浅川ゆったりロード】(約2.5km)*水無瀬橋〜南浅川橋
③【足立さいたま自転車道】(約0.4km)*港北公園〜都市農業公園
小春日和の13日、実地踏査!
①は最高! 道路幅は約3.5m(他も同様)で12kmほどの周回路は緩やかなアンジュレーションがありきつい坂はない。時計回りでも反時計回りでもオーケー。
スタート&フィニッシュ地点は『都立狭山公園一般駐車場』(無料)がオススメ。初めてタンデムに乗る人を連れて行くには最高のシチュエーションだ。
多摩湖は都民の水瓶
②もいいカンジ。ただ、風景の変化に乏しい。路面の継ぎ目が等間隔にありハイプレッシャータイヤで走ると突き上げが気になるかもしれない。春は桜並木があるので素敵!
スタート&フィニッシュは『陵南公園駐車場』(無料)がオススメで浅川の右岸を下って水無瀬橋で折り返す。だが折り返すにしてもそのまま下流に向かって多摩川と合流するくらいまで走るのもいい。
両岸に桜並木がある
③は微妙かもね。たった400mの区間だから。あえてプランするなら都市農業公園のある荒川水門から上流や下流への荒川右岸の土手を走るほうが気持ちいい。
スタート&フィニッシュは『都市農業公園駐車場』(30分100円)。
夕暮れの荒川水門
タンデム自転車の普及に熱心なweb【タンデム自転車交流通信】でタンデム公道走行オーケーと確認されているのは2020年10月1日までに長野/兵庫/愛媛/広島/山形/新潟/宮崎/佐賀/愛知/群馬/京都/富山/大阪/静岡/大分/島根/千葉/滋賀/山梨/山口/高知/福岡/鹿児島/茨城/福島/栃木/熊本/青森/北海道/岡山/奈良/三重/宮城/沖縄/徳島。そして検討中が岐阜。
なにはともあれ現在35道府県でタンデム自転車が乗れる現状。もうすぐ東京都でもと思えばウキウキしますね!