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ツールやジロのプロレースと同様にオリンピックのロードも盛り上がってほしい。自転車競技の華はロードレースですからね。

2020東京オリンピックのロードレース、コロナ禍のご時世だから建前は無観客、実情は通りすがりの目撃は許容、というカンジ。

そう、ロードレースは沿道で見てこそ盛り上がる。管理人のcoppiは2020東京オリンピックは沿道でマーシャル執務をしました。レースが安全・円滑に運ぶために某交差点に2時間前に赴き、信号操作をする警察官、車両を止める自衛隊、歩行者を止めるコントラクター、細かなサポートをする地元ボランティア、他にも消防、役場からのたくさんの人たちと打ち合わせて一丸となり励んだ。レースは一瞬で目の前を通り過ぎる。その一瞬のためにたくさんの裏方が努力・献身を捧げた。

一方で、通り過ぎるコンボイの中で各国チームカーやメディアカーは自国の旗を飾ったり、観衆に向けて手を振り、クラクションを断続的に鳴らしてのファンサービス。こういった心遣いがスポーツを盛り上げる。イギリスのチームカーがいちばん飾っていたので金メダルをあげたいなぁ(上写真)。カナダもいい雰囲気でした。

前方のカザフスタンは素っ気ないが、後方のカナダチーム車両には国旗デカールがあしなわれていて可愛いphoto©️kenji NAMBA

海外メディアは、BMWやフォルクスワーゲンの車両を走らせていたphoto©️ kazutaka INOUE

すでにご存知でしょうがレースは三国峠で形成された強豪たちのなかからアタックして、残り6km地点から独走に持ち込んだR.カラバス(エクアドル)が全行程234kmを6時間5分26秒で走り切って金メダル獲得。銀メダルはベルギーのW.ファンアールト、銅メダルはスロベニアのT.ポガチャルで両者はフィニッシュでハンドルを投げ合う接戦。

coppiが担当した交差点ではレース集団が来る1時間前に数えると約80人だった通りすがり達がレース通過時には300人に膨張! だがレース通過と同時に霧散。ほとんど全てが地元住民。みなさんマスク着用。声援も自粛されていました。ただしソーシャルディスタンスは難しかった。

観客がいるからこそ、選手も張り合いがある。コロナ禍が鎮静化して、通りすがりでないリアル観客が大声援で盛り上がるサイクルロードレースの復活を待ち望みたい!

 

 

Post Author: coppi