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都内の道路には「矢羽」のマークがけっこうある。ナビマークとも呼ばれ、道路上にペイントされている。

矢羽だけの表示は、法的に罰則を伴わない法定外表示。しかし上イラストのように「自転車専用」の文字があればそれに従わないと違反となる。

都内を走るときに、悩まないですむのは右折。二段階右折で正解。

しかし、交差点の直進は時により戸惑う。写真のような大きな交差点の場合、基本通りに第一通行帯(歩道寄り車道)の左を走行していて、ナビマークが路面にあればそこを進む。ナビマークが路面にないときは標識「自転車横断帯」が設置されていればその指示とおりに進行しなければならない(道交法第63条の6&7)。

 

自転車の交通法規、最初はシンプルな7か条でした。

(明治31年6月1日/警視庁令第20号で初の自転車取り締まり規則)

第一条 号鈴号角等ノ装置ナキ自転車ハ道路ニ於テ使用スベカラズ

第二条 夜間行車スルトキハ灯火ヲ点ズベシ

第三条 道路ニ於イテ競争ヲ為スベカラズ

第四条 街角又ハ狭隘ナル道路其ノ他行通頻繁ノ場所ヲ行車スルトキハ号鈴号角ヲ鳴ラシ且ツ徐行スベシ

第五条 道路ニ於イテ乗車ノ練習ヲナスベカラズ

第六条 十二年未満ノ者ヲシテ道路ニ於イテ自転車ニ乗ラシムベカラズ

第七条 本則ヲ犯シタル者ハ一日以上十日以下ノ拘留又ハ五銭以下ノ科料ニ処ス

ベルとライトの装備、危ない乗り方するな。これがベースなのですね。

時代とともに修正されて、クルマ優先で道路に歩道橋が乱立したころに自転車は邪魔者扱いされたけれど、ここ数年は自転車が見直されて道路上で一定の市民権を得た。法定外表示のナビマークでもこれは歓迎すべきもの。交通マナーを遵守して安全に走りましょう!

Post Author: coppi