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7月12日、袖ヶ浦フォレストレースウエイのレース運営で招集担当をしながら、ホビーレーサーたちの機材を眺めていると、ホイールを含めると高校生でも30万円〜50万円の機材を使っている。カーボンフレームと、リーズナブルな中華カーボンホイールが幅を利かせていた。流行り物のアイウエアや、録画機能のあるサイコンなどの装着も目についた。

高校生ともなれば、カッコつけたいお年ごろ、高校生の親は大変だ。そのいっぽう、親子参加のクラスで走る小学生以下のちびっこライダーは、FUJIなどのリーズナブルなスポーツバイクが多くて、パーツや用品類も飛び抜けて高価な品は見かけなかった。このレース会場で観察した市場動向は、かつての“高価格・プレミアム志向”は薄れて、レース機材=最高という呪縛はない。

高校生御用達はシマノ105と言って過言でない

とはいえ、懸念すべきはユーザーが自らメンテナンスするのが困難なワイヤ内蔵のカーボンフレームや、油圧ディスクブレーキで、ランニングコスト負担がある。

少し雲行きが悪くなり路面が濡れたのでディスクブレーキ有利

Do sportsとしての自転車ロードレース文化が持続可能になるためには、サッカーや野球のような取り組みをするべきと考える。例えば、U12までは、何らかの機材規則を設けて機材性能がイコールなレースをさせるような仕組みを作れないのだろうか。学童・少年野球では2029年以降、ウレタン系などの高反発複合バットが使用制限されるという。半世紀以上も昔、coppiが高校生のころは貸与車制度があり、高校で自転車競技部に入るとロードバイクとトラックレーサーは無償で貸してもらえた。ひとめで貸与車と判別できる同じ色、同じパーツ構成。これは業界団体が用意し、競輪の補助金事業だったはずだ。

いまや日本の自転車産業はすっかりパワーダウンし、サイクリング振興に予算を使うのは厳しいだろうが、せめてロビー活動でサイクルスポーツを盛り立ててほしい。サイクリングで楽しいのは、自分の力を100%出して運動する喜びと達成感。1人で気の向いたときに自由にやれる気軽さもいい。また、仲間と走っていつもより頑張れたりするのもうれしい。小さな子どもから、カラダが無理できない年配の人まで、サイクルスポーツのハードルは低くて開かれている。

レースの招集はスタート10分前にはじめて、5分前にコースに誘導するのがセオリーだが、熱心な選手たちは早めに集まりチームメイトや顔見知りと談笑する。

彼ら、彼女らと接するにつけ、ロードレースで走る喜びがより多くの人に伝わってほしいと思った。

Post Author: coppi