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あなたは、紙地図で記号や等高線を読めますか? スマホのアプリを使ったGPSナビゲーションに頼りますか? ちょっと説教くさいけど読んでください。

自転車乗りでもツーリング好きなら、気になるのが地図。地図は眺めているだけで見知らぬ世界へ空想の旅行できる。団塊世代マニアなら、国土地理院の地勢図や地形図の走破した道を赤鉛筆で塗るのが嗜みでした。地図は読むモノであり、携行するために折りたたむにも作法があった。

星を見て位置を知り、風に吹かれて気候の乱れを予測。そんなスキルも大事です photo●原 明吉

21世紀、ほとんどの人は、スマホのGPSマップで道を確認・検索して走る。サイクリングイベントならQRコードをスマホで読み込んでルート情報をダウンロードして、GPSとナビゲーション案内ソフトに頼って走る。スマホを使いこなせれば、携帯の電波が届くエリアなら道に迷わないですむ。

最も便利なのが無料で使える「Googleナビ」です。スマホでGoogleマップを見て、検索して、案内される。スマホの電池が充電されていて、よほどの山奥や僻地でなければ利用可能。 coppiも愛用しています。目的地を定めず徘徊するランブリングでも、たまに現在地が知りたくなる。「現在地」とスマホに呼びかければ地図画面上で位置確認できるしアドレスさえ出るから便利。まるでアラジンの魔法のランプ。

僕の関わるヴィンテージやツーリング関連大会でもルート案内はデジタル化

自転車競技においてUCI(国際自転車競技連合)は、<機械より人間が優位であることを主張する>と技術規則の明確化ガイドに謳っています。

The UCI Regulations assert the primacy of man over machine.

 

coppiが関わるサイクリングイベントでも、ルート案内はスマホでルート情報をダウンロードしてGPSに頼るシステムを採用していますが、主体的に旅をするなら読者のみなさん、これから走ろうとする場所はあらかじめ頭に叩き込んでおいて、電波状帯の悪いところで道に迷いそうな状況に陥っても、地形を観察して、安全に帰れるようなスキルを身につけてほしいです。

それにしてもGoogleマップは超便利。ストリートビューはすごい!

UCI競技規則の技術規則の明確化ガイドは続けて、<すべての関係者による規則の厳守は競技中のスポーツの公正性と安全性を促進する>と記しています。

Observance of the regulations by all parties involved facilitates sporting fairness and safety during competition.

どんなに技術革新で、機材が軽量化されて性能がアップしても、それを使いこなすのは人間。人間が堅くなければ上手に操れない。迷いそうな旅のルートを判断するスキルは、走るエリアをあらかじめ理解しておき、安全に帰れるように考えることです。観望天気とか、方位の求め方とか、サバイバル知識も大事。

そのうえで、便利なガジェットやGPSナビゲーションを使って、楽しい旅を!

Post Author: coppi