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雲が流れてきて風がバラの花びらを散らせます。降り出せば消えてしまう花の香りが湿気のなかで強く匂う。

もうすぐ雨。あなたはケープ派ですか? ポンチョ派ですか?

短時間なら濡れたままもいいけれど、体温が奪われると芯から冷える。やっぱり雨具は必要。

現実的には、山登りやヨットで使うそれほど重くないゴアテックスの合羽の上だけを着るのが好きです。

でも、ロードレーサーなら半透明なレインジャケット。正統派を気取るならマッドガードも装着したい。写真は1964年の東京オリンピック選手村でのカット。当時のロードレーサーなら雨にはこんなスタイルになれました。

ツーリストならポンチョでしょう。

上からすっぽり被る裾が広い雨具がポンチョ。上下で着れるレインウェアはケープなのかな。F.パターソンの雨のタンデムライドを描いた端書きにこうあります。

Bowed to the inevitable and all of us donned up. capes and sou’westers.

ケープとスーウェスター。

Sou’westerは、折り畳み式のオイルスキンレインハット。英国Sou’westの風は、湿気を含む暖かい空気、つまり雨をもたらす。首を完全に保護するために前部よりも後部が長くなっていて雨は漁網をいじる漁師の背中からオイルスキンジャケットの上に追いやられる。お洒落なこだわり釣り師のアイテムですね。

お辞儀をするような姿勢でロードバイクに乗ると綿のサイクルキャップもツバの前から雨滴が流れてくれて具合いい。なんか、雨の中に出かけたくなってきました。

Post Author: coppi