警視庁ホームページに2022年4月8日、「変わります! 自動車の積載制限」という案内が掲載された。実施は5月13日からですでに運用開始。
サイクルレースではカートップ積載は常識。ツール・ド・フランスでも、ツアー・オブ・ジャパンでも、自動車の屋根にロードバイクを正立させる姿勢で搭載。
新しい積載制限をチェック。
長さ=自動車の全長の10分の2を超えない範囲。
幅=自動車の全幅の10分の2を超えない範囲。
高さ=3.8m(軽四および三輪自動車は2.5m)
改正前は長さも幅も10分の1まで許容されていたが、やや緩くなったわけ。高さ制限は軽自動車の場合2.5mなので、これは注意が必要。
2022年現在、人気車で車高を確認すれば、乗用系がホンダ・N-BOXで全高は1,775mm、SUV系がダイハツ・タントで全高は1,750mm。
タントを例にとれば屋根に積める高さの余裕は750mmしかない。
ちなみに、我が愛車ジムニーも同じようなスペック。改正後に東京近郊を、スーリーのキャリヤで屋根に自転車を搭載してドライブし、パトカーや白バイに何度も接近し、並走したが、お咎めなし。ホッとしました。
実をいえば、軽四の屋根にロードバイクでもMTBでも積むには900mmほどの余裕が欲しい。微妙に厳しい法規制なのだ。
スポーツカーのテールに積載するスタイルも、車体の長さの10分の2以上出っ張ると違法になる。
言うまでもないが、自転車を屋根に搭載したり、RV車のハッチバックに専用キャリヤで搭載するとき、しっかりとロープなどで積載物=自転車を固定して落下させない配慮が肝心。
合理的に考えれば、クルマの車内に自転車を積む方がいい。自転車が汚れないし、走行抵抗の軽減でクルマの燃費向上になる。とはいえ、屋根に自転車を載せてのカートップサイクリングは、そのスタイル自体が文化なのです。
屋根の自転車とクルマのシルエットが道路に影をおとす光景、素敵ですよね。