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海、山、レトロな雰囲気の三拍子そろったサイクリングを楽しむ。そんなイベントが『フェッロ・マリ・エ・モンティ』です。イタリア語で鉄・海・山。

朝7時には鋸山美術館の駐車場でエントリーが開始され、サイクルマーケットが開店。カフェもあり、ビンテージ自転車やパーツの他に、レトロなウールジャージや用品類、手作りサイクルキャップ、アートな絵、骨董的な出店も。こういったサイクルマーケットだけを覗きにくる人もいる。

ランは9時から、戦前自転車(明治・大正・昭和)から順に5台ずつスタート。1930年代の鉄のシングルギヤの勇者も果敢に距離109kmロングコースに挑みます。ミドルコースは78.3km、ショートコースは49.7kmです。

道中の無事を祈願してスタート前に火打ち石!

光る海を横目に鴨川方向に長狭街道で山道を上る。ショートコースは“もみじロード”へとハンドルを切るけれど、ミドルやロングコースは街道直進で1つ目のエイドステーションである大山千枚田へ。稲が刈り取られた階段状の田舎道はハード。さらにマザー牧場のある鹿野山もあって獲得標高は1,500mを越える。平成や令和のモダン自転車に乗る参加者ならコンパクトギヤで楽かもしれないけれど、あえてレトロな70年代以前のレーシングバイクで挑む酔狂が、粋なんです。

パドル式変速機のマルガリータ!

もみじロードはcoppiの大好きな道です。平日でもワインディングロードを求めてたくさんのモーターサイクル愛好者が来る渓谷沿いの山岳路。道のたたずまい、景観の良さ、ショートコースでもしっかり楽しめちゃう。途中に名水が湧く休憩場がある。飲むと軟らかくてあまい。

ショートコースの最後尾をサポートカーで追尾したのだが、ゆったり焦らず走る参加者たちはフラットバーのプロムナードやブロンプトンなどオトナの余裕。ザックに愛犬を背負っている人さえいました。もみじロード、実はちょっと脇道に逸れると歴史遺産、素掘りのトンネルなど見所がたくさんあるんです。

 

森の中にある隠れ家的カフェグローブはショートコース唯一のエイドステーション。海岸が間近。

「子供にはウケなかった味だけどカミさんが二人分美味しくいただきました」と親子参加のお父さん。グローブは無国籍料理が旨い。娘さんはアルミのジュニアロード、ママはスチールのホルクス、パパは70年代のジタンで決めていた。

 

フェッロ・マリ・エ・モンティは、ビンテージ自転車のイベントだけれどハードウエアへのこだわりはあまりない。主催者であるイタリア人のマルコ・ファヴァロ氏が抱く~古き佳き時代への想い~に共感できる人たちが今年もレトロなウエアを着て集まった。

秋の日差しのもと、素敵な自転車があったので次回からそれを紹介します。チャオ!

Post Author: coppi