コロナ禍による緊急事態宣言の解除を政府が行なうようだ。
沖縄を除く9都府県で解除は、新規感染者数の抑制効果に手応えがあり、ワクチン摂取もそれなりに進んでいるからか。 海外に目を向ければスポーツイベントは大規模に行われている現実もあり、解除は東京オリンピック開催に向けての道筋には絶妙なタイミングと言えそう。
東京オリンピック・パラリンピック開催ありき。それ故の潮流があった。
コロナの話題で新聞・テレビ・ネットはもちきりだった。オリ・パラのプロモーション番組も継続的に取り上げられていた。既定路線に乗り遅れずに済むのだろう。
だが、コロナ禍の暗雲はまだ晴れていない。上の写真みたいにやっとのぞいた晴れ間。
気を抜いてはいけない。
東京オリンピック・パラリンピック2020では、国立競技場を建て替え、築地市場を移転させ、選手村を建設し、都心に向けての道路も作った。スクラップ&ビルド。跡地利用に向けてまた新たな経済が動くのだろう。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会では、たくさんの有能な人材が働いた。組織委員会は大会終了とともに解散する。強者どもの夢の跡、組織委員会会長になった橋本聖子さんは解散後に、スマートに政治家として復帰して何かを語ってくれるだろうか。
緊急事態宣言の解除は、コロナ禍の一里塚でしかない。