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「今朝はたくさんのお客さんでびっくりした〜」と売店のおばちゃん。

調布の京王閣競輪場で10月14日(土)は、京王閣フリーマーケットが開催。開門10時にフリマ客だけで200〜300人が並んでいました。関戸橋と京王閣のフリーマーケットは、ヴィンテージ自転車好きな人たちのメジャーな催事。フリマは、趣味人の同窓会、生存確認の場でもあり、なつかしい顔に遭遇。

このフリマを訪れた目的は、来年10周年を迎えるエロイカ・ジャパンの特製ステッカーが配布あったからでした。

「富士山」コースが10周年では登場予定。インバウンドで輝く新名称

でも、目はやっぱりビニールシートに並べられたたくさんのお宝(興味ない輩にはゴミ)を探してしまう。因果の小車。カンパニューロ、ユーレー、マファック……、懐かしのパーツ類はスルーできても必要性あるモノには手が出てしまい、最初に買ったのはハブ毛(1ペア200円)。鹿の角を削り出しのタイヤレバー(2本ペア3000円)、GOLF防風セーター(3500円)。

ハブ毛、ハブブラシとも。足元が汚いと品性が落ちるから……

エゾ鹿の角を削り出し。強度と耐久性が抜群だし、なんと言っても珍品!

買ったら、仲間とお宝品評会。相手の選択眼とセンスを褒め讃え、自分の買い物がどんなに必然性と正義であったか正当化する。コレクション魂。いくつになっても、枯れられません。

ヴィンテージ自転車趣味、わりとニッチなジャンルです。パッと見渡してのフリマ来場者の平均年齢は60〜70代か。コロナ前はまだ40代らしき若い人や高校生もいたけれど京王閣フリマは高齢化が著しいと思った。

21世紀の自転車遊び、趣味的なジャンルの方向性が様変わりしてゆかないと未来がない。カンパニューロ、ユーレー、マファック……じゃなくて、e-BIKEや、ストラバで使うようなスマートトレーナー、電動変速の小物、エポックなデザインの用品など、フリマの商材も変わっていい。そういった20世紀末の道具を懐かしんで集まる世代も集まれるフリマになるといいなぁ。

後ろポケット付き。前身頃には防風シートが仕込まれている

帰る前に売店に立ち寄り、地ビールでのどを潤した。淡い褐色のエール450円。八王子で自転車店を営む80代の知人と、実用車関連の出品がなかった後ろ向きな寂しさを愚痴る。前があるから先がある。

 

Post Author: coppi