荒川サイクリングロードの中流に昨夏にオープンした“憩いのたまり場”を遅まきながら訪ねてみた。
秋ヶ瀬橋の北側、右岸土手からクリーム色の4階建の建物が見える。それが「SAN-ESY BASE羽倉通り」(通称サンエスベース)だ。土手を下ってのアクセスになる。陽だまりのカウンター席に陣取ってホットチョコレート(400円)でまったり。乗ってきた自転車は1階のサイクルスタンドに施鍵して置くか、数台ならカフェ店内に持ち込める。2階部分がサイクリスト向けのカフェKURU(くる)で、その奥に東京サンエスのオリジナルパーツ類をすべて展示するUXルームがある。
ミントグリーンの入り口ドアがレトロで素敵。客が出入りする際はスタッフが来て親しく声がけしてくれていた
カフェの看板メニューはソフトクリーム(300円)。6種類の無料トッピングは、VIVA(あられ)、grange(ココアパウダー)、Dixna(レモンピール入りソース)、OnebyESU(生姜シロップ)、rocogowa(黒みつ抹茶)、Veno(レッドグレープフルーツソース)で、いずれも東京サンエスのオリジナルブランド名。残念ながら食事はできない。
昼下がり、偶然に顔見知りの女性サイクリストがやってきた。聞くと、Facebook友だちと待ち合わせで、さらに上流に足を伸ばすそうだ。カフェ店内はテーブル席がスペースを空けてゆったり。サイクリング関係書籍や情報誌もあるのでひとりで立ち寄って読み耽るのもアリ。壁の一部には掲示板コーナーがあり、サイクリングロード周辺情報を得られる。
圧巻なのがUXルーム、まず壁を埋め尽くすように整然とハンドルが飾られている。サドルも、各種パーツはすべて触れ、自転車に希望パーツを取り付けてもらいその感触などを確認できる。
奥にあるトイレがじつに快適!
荒川サイクリングロードのサイクリスト向きたまり場、いろいろあるけれどこれほど洗練されているスポットはないね。
KURU(クル)/UXルーム
埼玉県志木市上宗岡3-12-10 SAN-ESU BASE 羽根倉通り2階
営業日/土日祝日営業 ※Twitterより営業日を公開
https://mobile.twitter.com/kuru_sbh_2022
営業時間/10:00〜16:00
店内座席数/約30席(外ベンチあり)